気の向くまま日記

とある凡人の日常から~
日常の生活のなかで感じたこと
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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

2010年10月20日 | 最近読んだ本、観た動画
ご存知、「もしドラ」。100万部突破のミリオンセラーです。
あまり売れ筋の本を読むほうではないのですが、知人のすすめもあって読んでみました。

     

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

 著者 岩崎夏海   ダイヤモンド社

現代の成功者といわれるユニクロの柳井社長がドラッカーの信奉者であることなどから、日本であらためて注目されているドラッカーの「マネジメント」

私はP・F・ドラッカーの本は何年か前に1冊読んだことがあるのですが、内容は全く記憶に残っていません(笑) そんな難しい経営学と、高校野球の女子マネージャーという全く重なるところのない設定が、まず多くの人の興味を引いたのでしょう。

「マネジメントとは何か?」「顧客とは何か?」「企業の使命とは何か?」などを高校野球のマネージャーの仕事に落とし込み、わかりやすく解説してあるので、ドラッカーの入門書とも言える内容だと思います。

しかし私が一番感心したのは、この岩崎夏海という著者の着眼点とドラマ仕立てのエンターテインメント性。プロフィールを見ると、秋元康氏に師事し放送作家として活躍し、AKB48のプロデュースにも参加している人ということでこの本の表紙などもそれでか!と納得しました。

著者はドラッカーから学んでマネジメントしたことに加えて、誰も思いつかない異質なものを組み合わせる着眼点、そして映画のような意外なクライマックスのラストをもってくるエンターテインメント性、イラストやタイトルを含む本の制作、それらを合わせてミリオンセラーを生み出したんですね。

この本は私のオススメかと聞かれれば、十分売れている本なので借りて読むか、そのうち中古市場に出回るでしょうから、買うのはそれからでも、とお答えしときます・・・

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