2015.1.24(土)晴れ
文芸選評「短歌」選者は篠 弘さん
聴き取れない部分もありました。仮名遣いなども含め間違えていたら訂正しますので教えていただければありがたいです。
- 真っ直ぐに背筋を伸ばす初泳ぎ古希の今年は背泳ぎで行く
- 三日間休みとったと千歳発つ息子のメールが機上より入る
- 夫の郷(里?)の白身魚の焼き干しの雑煮作りて五十年経ぬ
- 正月の雑煮に入れむと早朝の荒磯に夫が摘みし幅海苔
- 生鮭のテリーヌよりも塩焼きを好む夫の飲む芋焼酎・・生電話。「テリーヌは手作りではなくてお店から買ったものです」と少し恥ずかしそうにお答えに。
- 最後まで動き続けて青芝のピッチの上に大の字に寝る
- 手ずからに摘みしみかんを届け来る香りをまとう長靴の君・・生電話。みかんはシークヮーサーみかんのことだそうです。
- スカイツリー点灯を待つあと三分渋滞始まる首都高速
- 落花生のような小さきネガに影赤ちゃんですと嫁が示しぬ
- 水と聞けば坂駆け下りる人ら追い列に並びし震災の日々
先生の作
送られし古書市からのカタログに一冊は夜が長いとなり来