おでかけ大好き

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第九交響曲

2013-12-03 09:48:35 | 音を楽しむ
ご機嫌に浜松ランチを終えて、

危うく終了してしまうところでした(爆)

そもそも、なぜ休日の昼間この閑散?とした浜松街中にいるかというと、

浜ホールである第九(合唱付き)を聴きに。

妹が知人からチケットをもらったそうで。


市民合唱団って半年以上前から最低週1回の練習を、

ほぼ欠席なく続けないとならないのですよ。

おまけに第4楽章の前に入場してから、合唱始まるまでの結構な時間を

直立して待ってないとだし。

勤勉さや我慢強さが、力強い歌声や表情にでるよね。

A席5000円。オーケストラ呼ぶのってお金かかるのね。


クラシックは詳しくないのですが、

オーケストラを聴くときの音響のよい席は、

壁を反響して集まるホールの中央なんだとか。

マイクとかって中央上部に設置するもんね。

私たちのA席は、前から10列目内のコントラバスとチェロのベース軍団前。

林立する楽器たちで中央部、金管楽器や歌い手のソリストたちが、

まったく見えず。


第九といえば年末ですよね。

実感として、差し迫ってないんだけど。

前情報では、今回の指揮者がイケメンらしいけど、

いやしかし、指揮者後ろ向きだからよく見えないし。


ベートーヴェンの最後の交響曲、第9番。

第2楽章はテンポよく、好きな感じ。

終盤、有名なフレーズとともに歓喜極まる大合唱へ向かう第4楽章。

「第4楽章は、序盤暗くてインパクトなくて退屈だよね~」なんてぼやくと、

音楽おたの妹に「なにいってんの!!」と一喝。

第4楽章は、今までの楽章のフレーズの断片を拾いだしては

低音部分で否定・・を繰り返しながら、

まるで偶然のように低音パートから紡ぎだされる一筋のあの有名なフレーズ。

賛同を得るように、そのフレーズは徐々に全体に広がり最後に大合奏、大合唱。

それはまさに人生の最期に、人生を振り返り、逡巡しながら、

やっとか細い真実に至る過程、その大いなる喜び。大円団。

それを表現している・・らしい。


へぇ~。


初演は、観客に背を向けて立つ、耳の聞こえないベートーヴェンには、

聴こえなかった拍手喝采を、楽団の人が振り向かせて初めて大成功を知ったという話ですが。

第4楽章の異質さから、当時は流行らなかったらしい。

今では年末の、平和と友愛の象徴ですけどね。


音楽がわからなくても、生はやっぱり振動がいいです。

イケメン指揮者のブレスもはっきりと。

演奏後は、オーケストラ必須のとっかえひっかえのカーテンコール(幕は下りないけど)&拍手。

指揮者やソリストたち、合唱団の代表などが、狭い舞台を出たり入ったり。

なんせ合唱団も入ってるから舞台はせませま。

鳴り止まない拍手ではなくて、鳴り止ませられない拍手だよ。


人生の最期は一度きりですが、

今年の最期に、嫌なことも全部含めて振り返って、

歓喜の気持ちで新年を迎えたいですね。


ちなみに、その日、カッパくんは友人家族に連れられて、

大工さんイベントに参加。

木工指導をしてもらえるとか。

親子で、「だいく」な日でした。






サモワァール

2013-12-03 09:04:26 | 外ごはん
浜松のロシア料理の老舗、サモワァール

20年前、それこそ妹と一緒に来た覚えが。

格式高い、ちょっとお高めコース料理のイメージ。

建物は以前から変わってないなぁ。

でもお店前のメニューで意外に、ランチコース980円~とかなりリーズナブル設定。

ここに決まりっ。アジアンじゃないけど。


なかなか混んでいて5組待ちとか。

もう13時過ぎだったもんね。

1階のたぶん個室がウエイティングルームに。



このカーテンの向こう。

テーブル席で待つところがまたなんとも格式高い風。

15分ほどで、2階に案内され、

迷わずシェフのオススメランチ。本日は1200円。



ボルシチ。具は少しだからスープって感じ。



ロシア黒パン。サラダはキュウリの飾り切りが可愛かったのに、

さおぺんさんたら、撮らずに食べた。



シベリア水餃子。

バター?オイルと、ビネガーと塩コショウのソースがかかってます。

私は好きな味だけど、違和感ある人もいるのかな。



ビーフストロガノフ。

というとブラウンソース?なイメージだけど、

これはクリーミーなホワイト。

濃厚なシチュウな感じ。白ゴハンにぶっかけたいっ。



デザートは洋ナシとパイン?のとろとろしたゼリー。美味。

そして、コーヒーor



もちろん、ロシアンティー。

紅茶にジャムで甘いイメージだけど、確かに甘いけどフルーティー。

ホットなフルーツ紅茶。

店内で売ってたロシアンティー用のジャムは、

イチゴやりんご、柘榴のジャムやシロップと、糖蜜、ラム酒なども入って、

高級なフルーツソース。これに熱い濃く入れた紅茶を注ぐのだとか。

ホットワインに入れてもおいしそ~~。

買えばよかったかな。


男性など、量としては少なめかもしれないけど、品数多く、

一品ずつサーブされるので、満足感あり。

もう少し食べたい場合は、夜のコースでたっぷりどうぞって感じかしら。

足りない方は、あっつあつのピロシキやつぼ焼きキノコなど、アラカルトもアリマスト。


ロシア料理は冬でしょう。

でも2階の南の窓辺からは、静岡県の最大の名物、暖房要らずの冬の日差しがサンサンサン。

BGMはロシア民謡(トロイカってのは馬車のことだって)、内装は重厚な冬ロシア風なんだけど、

やっぱりここは南国。汗ばむほどの日差しの中での煮込み料理も、

赤々と燃えるペチカの前と同じくらいしあわせ。


そうそう、マトリョーシカもいっぱい売ってたよ。

同じ種類でもよくみると、別嬪さんばかりでなく、魔女系も。

ちなみに、サモワァールとは、トルコやアラブのほうでチャイなど入れるときにも使っている、

湯沸しポットのこと。

やっぱりアジアンの風は吹いていたね~。

お手軽に、旅気分。満足満足。