おでかけ大好き

お金のかからないおでかけ&ささやかな幸せ&読書など。毎日楽しいことばかりだといいのにな。

彦根土産。

2015-02-27 22:13:04 | ケ・リコ(おいし~)


うちのおでかけ大好き大御所の実母@介護生活卒業、マリーシアの次は彦根へ。

彦根ってどこね?島根?

いや、滋賀ね。

彦根城はひこにゃんグッズがいっぱいだったそうな。

だけど土産は、なぜか天津甘栗と、

滋賀の多賀大社の名物、糸切り餅とな。

13世紀蒙古来襲の折り(古っ!)、

三本線の入った蒙古の旗印に見立てた餅を、

弓弦で切って、多賀大社に奉納したのが由来だとか。

必勝祈願ね。餅みたいにぶったぎってやる宣言ね。

神様、餅につられて神風ふかせたね。

神も男子も手懐けるには餅でしょう。

あんこをくるむ柔らかい白地に横縞の餅は、

まるで見た目は、枕のような案配。ラブリー。

そして柔らかくておいし~。

せいぜい江戸始まりの関東文化と違って、

「先の戦争」が応仁の乱という京都を始め、関西文化は奥深い。

やはり日本の歴史の長年の主役は、関西だよね。

大阪都でも、大阪国でも西の都が元気になるよう応援しちょりますよ。





きっと星のせいじゃない

2015-02-27 12:17:03 | 映画
いい映画でした。

しかし、最初にこのタイトルがよくわからない。

原題は「The Fault in Our Stars」

私の直訳英語だと、「私たちの星の欠点」

星を星回りとか、運ととらえると、

「私たちの悪い運命」みたいな?

和訳だと、「悪い運じゃない!」と断定しているのか、

それとも「運悪いよね?」と明るく軽く言ってるのか、

「星回りのせいだよ」と言ってるのかさっぱりわからない。

ちなみに作者が若くしてガンで命を落とした友人からインスパイアされたという、

ベストセラーの原作は「さよならを待つ二人のために」と。

これはまさにズバリの状況なんだけど。

ちなみに「ラッキースター」は「幸運をもたらす存在」として、

非常に前向きな言葉だそう。その逆?

ますます混乱するからやめる。


いわゆる「セカチュー」みたいな涙涙の難病の恋人もの。

とは全然違う。

「世界の中心で愛を叫ぶ」ということ自体が、ジコチューなんだもん。

ふたりとも死がそばにあるのだけど、

抱き合ってめそめそと泣いていたりしない。

相手を笑わせたり、ハッピーにさせることばかり考えている。

命の瀬戸際を実感しているので、大事な人たちへの気遣いがすがすがしい。

若くして死期を意識したら、自分のことではなく、

残される人の幸福ばかりを考えてしまうのだろうか。

失恋した友人が元気になるような報復を。

娘にすべてを尽くしている母の自分の死後を。

残された恋人の大切にしていた答えを。


名言がたくさんあった。

ネタバレになってしまうけど、

大切な人を失った娘へ父の一言。

「残念だった。でも出会えて幸せだったとわかっただろう?」

きっと両親も娘の死後に必ずそう思うのだと、娘に伝えたかったんだね。

辛い別れをするなら会わないほうがよかった!などと思うのは、

不幸せすぎる。

こんなにも別れ難い人に合えた幸運を喜ぶべきなのだね。


それからもう「きゃ~~~」なことが。

全然知らずに映画を観たのだけど、

あのウィレム・デフォー様がでてる。

きゃ~~~!!

一瞬にしてそのキャラクターを実感させるリアリティ。

いけすかない、不穏なしかし無視できない奥深い知性というキャラ。

エキセントリックな演技というわけでもないのに、

一々に存在感があるのはなぜ?

フェンダーミラーに小さくなるサマのなんと絵になることよ。

彼の与えてくれた結末のヒント

「無限には大きい、小さいがある」に導かれた人生の解が、

すばらしい。

短くとも、愛し愛された人生は無限。


最後にもうひとつだけ。

どうしてこれR12なの?

未成年の恋愛シーンはあるけど、それがなんだっていうんだい!!

っていうほど輝いているのに。

星の輝きも人生も無限ではないから愛おしいのに。
























谷川俊太郎さんつけたし

2015-02-27 10:46:20 | 本に暮らす
谷川さんの本紹介したくなってしまった。

「もこもこもこ」

作: 谷川 俊太郎
絵: 元永 定正
出版社: 文研出版

コレそうとう読み聞かせましたね。

フレーズは脳内にインストールされてます。

なぜ特に男の子はこういうの好きなんだろう。

言語以前の、視覚と聴覚、絵とリズムの結びつきに惹かれるのだろうか。

よだれを垂らしながら魅入るまだ小さい息子を、

謎の生物ここにありと、眺めたのを思い出します。

プリミティブ体験、小学生でもありかしら?




ああ、そういえばの「あな」。

作: 谷川 俊太郎
絵: 和田 誠
出版社: 福音館書店

これ哲学的なので、大人や高学年の読み聞かせにいいかも?

「こどものとも」のシリーズで、うちにあったっけ?

大人も穴にハマってください。


これは最近の出版(2014年)だと思うのだけど。



「しんでくれた」

作: 谷川 俊太郎
絵: 塚本 やすし
出版社: 佼成出版社

衝撃的なタイトルですね。R12くらい?(笑)

実際、読み聞かせをしてる方に教えていただいて、

大きさと絵の大胆さから読み聞かせ向きかとは思うのですが。

私には読む勇気というか、覚悟がない。

食べ物は命でできていると、

もちろん、真剣に考えることはいいけど、

なにか食べる=罪悪や、楽しめない気がして。

それはもちろん、私の感じ方。

もし読むのなら、日頃食事を作ってくれる信頼感のある家族が、

一緒に心を痛めるべきだと思うのです。


もっとあるけど、またにする。

谷川さんのどこが好きかといえば、

ん~顔です。

あんぱんまんの作者の「やなせたかし」さんもそうだけど、

理想を持って現実を幸せに生きてきた、

清濁併せ呑む方は老衰してもきれいな顔をしているのです。

単に成功して恵まれている勝者だからというだけでなく。

絵本作家の大御所って、顔がきれいですよ。

いわばジャケ買い(笑)です。














2月 読み聞かせ

2015-02-27 09:44:01 | 図書ボランティア
今年度読み聞かせ最終月です。

ここら辺には縁がありませんが、

雪の多い冬なので、水モノいってみました。

雪にひっかけて「はたらきもののじょせつしゃけいてぃー」

作・絵: バージニア・リー・バートン
訳: 石井 桃子
出版社: 福音館書店

バージニア・リー・バートンさんの働く車シリーズ(自分カテゴリー)



読みたいところですが長いので、(あと地図を丹念に見て欲しい)


6年「しずくのぼうけん」



作: マリア・テルリコフスカ
絵: ボフダン・ブテンコ
訳: 内田 莉莎子

ぴちょんくん(ダイキンのキャラクター)に似てるよね。

いつだったかどこかでぴちょんくん着ぐるみが、

控え室のドアに頭がつっかえて難儀しているところに、

行き当たった記憶あり。

そんなことはどうでもいいんですが。

科学絵本ですね。絵がかわいすぎなかわいい。

日本の絵本の絵は、かわいすぎるという難点が。

カワイイ文化発祥の地だから仕方ないのかな。

かわいい=大衆に愛される=無個性という概念が、

すでにステレオタイプなのかも。

まあいいんです。好きなものを大事にしていけばね。

サブとして「ふしぎなナイフ」を読みました。


3年「これはのみのぴこ」



作: 谷川 俊太郎
絵: 和田 誠
出版社: サンリード

この本は以前から好きだけど持ってないので、図書館で探しました。

パソコン検索で、谷川さんの名前ででたのに、

分類では「ク」になっていて、

谷川の「タ」の間違いで「ク」?

「タ」の棚にも「ク」の棚にもない・・・

と、よく考えたら和田さんの絵で「ワ」の区分でした。

なして作画の方の分類で?

そしてパソコンの「ク」「ワ」は見分けにくいと。

勉強になりました。

谷川さんはざっと思い浮かぶだけでも、レオレオニさんやらの翻訳、

元永 定正さんとの幼児のはじめて絵本の定番の

「もこもこもこ」や「もけらもけら」とか「がちゃがちゃどんどん」やら、

幼稚園児が大受け、はじめてのシュールシリーズ(自分カテゴリー)とでもいいたい長新太さんや、

絵と文のコンビネーションが最高の和田誠さん、その他のコンビも多いんですよね。

意識してないだけで、誰もが一度は谷川俊太郎さんの絵本を読んでると思う。

谷川俊太郎さん区分の本棚を用意してほしい。

幼少期に絵本だけでなく、青年期には詩集、老年期には現在の活動すべてと、

夢想家と現実主義の折り合いのつけ方は、

年代を問わずきっと助けになると思うから。

しまった谷川語りが始まってしまうと長し。

「これはのみのぴこ」はただ面白いです!!


サブは「わたしのくまちゃん」

このクラスでたぶん前に読んだのね。

クラスにひとりはいる、「あ知ってる・・コレこうなってああなってさ~」と、

ネタバレしてくれる男子を大勢のこどもたちが、

「し~~~っ、言っちゃダメ」「だまって!!」と真剣に制してくれたのが、

嬉しかった。

おかしいね、思わずネタバレしたくなる気持ちも、

「知ってるけど、言っちゃ面白くないでしょ」って気持ちにも、

両方共感する。

うれしい・たのしい・だいすきは最高。

与えることより大きな与えられるものを実感させてくれてありがとう。