龍潭寺、小堀遠州作のお庭として有名ですよね。
ベビーカーは無理だと思いますと言われたとおり、石畳や砂利、そして段差の多いこと。
肉食べたので、姪っ子ちゃんもノシノシ歩きます。そして石段を登っただけで、ばあばたちの拍手を浴びてドヤ顔。
秋の風情。
建物に入り、ウグイスばり廊下を通って参拝。
手の形の補陀落のお庭。浜名湖を模しているとも。
手入れされたお庭の美しいこと。贅沢な幸せ。
左甚五郎作の一刀彫り龍もいましたよ。夜な夜な抜け出すので、ヒゲを落としたらおとなしくなったとか。ヒゲないとマヌ…マイルドなお顔に。
甚五郎さんの作は、生き生きし過ぎて、みんな抜け出し系で縛られてたりして気の毒。
さていよいよメインのお庭。心の字になっている心字池。
横に広いのでパノラマ撮影してみましたが、ちっさくなっちゃうね。
分割するとこんな感じ。
縁側にズラリと並んだ座布団に腰掛けて、お庭解説音声を聞きながら眺められます。
仏教世界を石で表しているそうですよ。暴れ姪っ子ちゃんが縁側から落ちそうでバタバタ。きっと靴を履いてお庭に出たかったのよね。
冬は雪景色(稀に?)、春はツツジ、秋は紅葉が楽しめるようですね。
井伊家の赤備え甲冑など収蔵品の展示も。
そして、お殿様(井伊直弼)が、西方浄土と御霊屋に向かい、お庭全貌を眺められる書院からの眺め。
向こうに見える建物が、寺の住職や井伊家の位牌堂です。
外にでて建物をぐるり。
開山堂。代々の住職のお位牌が祀られてます。南溪和尚の次の住職は、武闘派の傑山さんだったのね。
井伊家の御霊屋。千年40代の井伊家のお位牌が祀られています。
が、只今静岡県立美術館の直虎から直政展に出展中だそう。
井伊家のお墓は、囲いの外から覗けるだけですが、拍子抜けするほど質素。
直親を挟んで直虎と正妻さんのお墓って、すけこましの罰!?居心地悪そう。
手前の一段低いところに、歴代住職と井伊家家臣群のお墓。
逆臣の政次(実は妻子持ち)のお墓はありませんが、代々の小野家の墓は、井伊家よりもズラリと並んでるようです。
というのは、案内板もなく、その場では気付かず(一般人のお墓かと思った)、後でホームページで確認しただけなので。
ドラマではにっくき近藤殿のお墓も奥にあるようです。
土に還れば、敵味方も因縁もなく、同じ土地に生きたもの同士仲良く並んでいるのね。
お墓を通り過ぎると、宗良親王の陵墓。
には入れないのね。
道なりに行くと、井伊谷宮。宗良親王を祀るための神社なのね。
広々として気持ちいいので、姪っ子ちゃん張り切ってウロウロ&うんちポーズしてました。ここでするの?
名前が書いてあると思ったら、手筒花火は自己責任で自分で火薬を詰めるそうです。
あげたあとの竹筒は玄関などに飾り、厄除けになるんだって。
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夕暮れてきたので龍潭寺に戻ります。
囲いの中の左手の大木。ボランティアガイドの、おじさんが言っていた、直政のお母さんが松下家に輿入れの際に植えた、なぎの木。
大きくて全容入らず。抱きついてパワーをいただきました。気持ちいい!
葉っぱを引っ張っても千切れないことから、縁が切れないってことで、お財布に入れておくとお金と縁が。
暗がりをなんとか葉っぱ見つけました。よし。
長くなったので、ここで切ります。