最近、全く読書せず、荒廃する言語野に危機感を覚え、2021年の本屋大賞ノミネートを中心に予約してみました。
これ期待度が高かったんですけどね。
NEWSの加藤シゲアキくんは初読みです。さらりと読めましたよ。
やっと読書脳!?が戻ってきたので、ちょっとハードルをあげて吉田修一さん!
本屋大賞は旬でエンタメな読みやすい作品が多いので、読書リハビリに最適です。
「自転しながら公転する」
タイトルに惹かれます。
最近というほど網羅してませんが、文芸誌に載せた文章の前後に加筆して、雰囲気や構成を複雑にするのが流行りですかね。
作品も本編は恋愛小説。エピローグとプロローグのおかげでミステリー!?になって面白いです。
若い頃は苦手だった、山本文緒さんのようなガチ恋愛小説が、今の自分から遠いせいか新鮮に感じる。貫一、いい男だよ。一緒になるには苦労だけど。
これ期待度が高かったんですけどね。
苦手なファンタジーだったので、本当に読むのに時間がかかりました。
想像力(お話に入り込む力)集中力?が足りなかった。
なにより、本に囲まれた環境にありながら読書が嫌いな主人公の気持ちがわかったような気がしました。読書嫌いになる呪いかもしれん。
NEWSの加藤シゲアキくんは初読みです。さらりと読めましたよ。
高校生専用の出会い系アプリ「オルタネート」を巡る青春群像。イケてる高校男子カップルがでてきたり、イマドキだなと。
自分に合う相手を探したり、表現したり、発信したり、そんな自分をアピールしたり、今のコたちは大変そうです💦
やっと読書脳!?が戻ってきたので、ちょっとハードルをあげて吉田修一さん!
「悪人」「さよなら渓谷」のように普通の人が一線を超えるときの揺れを映像のように(映画化される作品が多いのも頷ける)リアルにみせたかと思えば、いきなり突飛な妄想に展開したりして、安易に理解した気になるのを赦さない。
タイトルから「越える」展開を予想していましたが、最後の章でぶっ飛びでした。そら恐ろし過ぎる未来をたっぷりぶちまけておいて、最後に少しだけ希望をみせる。その振り幅に崩れ落ちますorz
大変評価が分かれるでしょうね。これぞ読書の醍醐味。
2021年の本屋大賞ノミネート作品とその結果です。
この中の6冊を読みましたが、どれも読みやすかった(「この本を盗むものは」以外💦)です。