傾き梟
2006年度キネマ旬報ベストテンが決まった。
アカデミー賞が選考される前に、この時期いつも発表するキネ旬のガンバリが永遠たる事を望む。
閑話休題、それはさておき
「武士の一分」は気分のいい、気持ちがさわやかになるいい映画でした。
泣かされる場面がいくつかあったが、ラストシーンこそハイライトで
ここで本当に泣かされた。
監督山田洋次は、ごく最近まで新聞紙上に自叙伝を書いていて、
キムタクのことも、男が惚れ込むいい役者だと記していたが、
TVで歌っている時の姿と全く違う姿顔を、映画の中で見せるこの役者を見ていて、
監督が言ってられた気持ちがわかるような気分で帰路についた事を思い出す。
この映画は日本文化のよさを大きく示す素晴らしい映画だと感じた。
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