クレヴィスから案内をもらっていた写真展を見に行く。
150点からの写真家・今森さんの個展作品が並び楽しく見てまわった。
会場では今森さんのトークがあり、久しぶりに氏のお元気で柔らかいお顔が見れた。
氏は6:4の割りで湖西と湖東をフィールドに琵琶湖まわりを撮ってられるそうで、
今回写真展は前半の区切りにとのことである。
今森写真の主人公の一人といえ、よき被写体である漁師・田中三五郎さん近くの川は、
3,4箇所ある琵琶湖に注ぐ湧き水が源泉で、夏場にこの川に誤って転倒すると冷たさで死ぬ、そうである。
その漁師さんが獲る魚で、琵琶湖の味一番はビワマス、ここのみの単一種で
11月ころ産卵で川に上るころは刺身にすれば"トロ"にも負けない旨さ、だそうである。
残念ながらこの時期のビワマスは、地の魚屋さんでないと手に入らないとか。
トークの最後にあった質問コーナーで氏の話しから ・・・・・
NHKハイビジョンTVであった、"カエルの目に映る花火"は、1mのケージに前もって飼っていた蛙を使った生映像で、
合成ではありません。海外に番組を送りたく特にヨーロッパ、中でも英BBCは画像合成を許してなく、
デジタル合成が許されません。現在なら合成で簡単にビデオ作りが可能です、とのこと。
この日の写真展で好きなベスト3
No.151 「銀色に光る河口」・・・・・葉を落としたヤナギにきれいな朝の光が当たる。
No.135 「朝焼けの船着き場」・・・ヨシ原の中に小さく船上の漁師・三五郎さん。
No.26 「朝焼けの棚田」・・・・・・・・朝の色温度で広い棚田に農夫が一人。
来場者は以外にも年配婦人・おばちゃんが目立つ。大のファンのよう。