子梟
立花隆の新刊書評は変化球も混じりいつもおもしろい。
開戦の大儀はテロ撲滅。アメリカは勇んでイラク戦争をはじめた。
根拠となった大量破壊兵器の製造保有がニセ情報であったことは知られているが、
カーブボールとは、情報発信者本人の諜報上の仮名である。
このレポート、『カーブボール』 は情報活動を取材した実話でこの間の動きを活写している。
読んでいて嫌になるほどの徹底取材で、これが事実なのだから驚く。
正直なところ、翻訳本はカタカナが多く言いまわしが不自然で好きになれない。
それにしても、この間違いはアメリカだからなのか、何処にでも有り得るのか。