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震災の翌年96年に司馬遼太郎は亡くなった。
自宅書斎前の花鉢の役をしている大きな土管に、この時期いつも菜の花が咲く。
今は盛りたくさんに咲くけれど、昔は土管だけに楚々と咲かせていたのではなかろうか。
記念館アプローチとか玄関入口や周辺の町中に、今のようにたくさん咲かせていると、
遠来の来館者には、なにか心に響くものがあるかも知れない。
菜の花といえば、今年はいつもより花の背がやや低く感じ、皆もそう言う。
育ちが悪いわけでもなく、日当たりが良くないわけでもなさそう。
花の咲く時期は、種蒔きの時期で決まりあまり問題ではない。
それはこの花が、咲いている日にちが珍しく破格に長いから。
それもあり、いつも2月になると菜の花が見れ、また思い出す。