多重写真/部分・・・・・「めぐりあう色とかたち」より
写真の楽しみは、肉眼で経験できない"時間"が見れること。 だから超高速やスローシャッターの写真は面白い。 もうひとつは、多重露出が意外な写真ができておもしろい。 ひょんなことから石元泰博の多重写真を見た。 こんな多重は見たことがない、不思議な多重であり ポジフィルムをつかったこの撮影技法は、 色の鮮やかさが損なわれるのが普通で、 だけどこの写真は全くその気配がない。 「暗室で操作して作り出すのとは違い、多分に偶然が作用するが、 そこが写真の面白さだと思っている。」と作者は言っている。 多重写真はおもしろい。 |