こだわりメモ帳

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・ 150分まちの辛抱

2010年04月28日 | ◆ 写真ノート

京都国立博物館 2010.4.28 携帯foto


 期待していた長谷川等伯展にゆく。
例の「松林図屏風」が見たい。
ひとことで、これだけは別物であった。
木や枝に輪郭をつけ描かれてきたものが、
木々には縁どりがない。さらに朧に霧の中へ消えてゆく松。
加えて、間を多くもった極端な省略の世界。
金屏風に大楓の「楓図壁貼付」の絢爛豪華に対し、対極にある。
墨絵らしい小品「寒江渡舟図」や、巧みに動きを描く「枯木猿猴図」もよかった。
入館までの長い行列は中身の濃さで消し飛んだ。





帰路、5月予定の洛西竹林公園辺りに下見に回る。
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