![]() asahi.comより |
夏にはいる前、ある週刊誌でこの作家を知る。 自分を偽らず、正直に生きていることがすぐ判る記事であった。 それからすぐこの作家の予約をいれて読みはじめた。 最初が「乳房」、女優夏目雅子が若くして死んだことは知っていたが、 旦那が作家であることはあとで知った。 これを読むと、どれだけ惚れていたかよくわかり、物書きの悲しさを知る。 その後、今年のヒット作という「いねむり先生」を読むことになる。 この小説の主人公は知ってはいたが、わき道の小説家とひとりゴチていた。 ナルコレスピーとは不思議な病気をもち、考えられない症状であることが 私小説風のこのヒット作によく描かれている。 その後、病気の主人公が書く「引越し貧乏」を読むと、つれ合いとの生活が垣間見れ、 次の興味は、嫁はどんな女であったかにつづく。 知らなかったが、嫁もだんなを送ったあと、私小説を書いている。 このいとこ同士は、籍を同じにしてないがいい連れ合いであった。 |