美濃市の古い町並みを散策していて、あることに気づきました。
家々の前に、和紙で作ったオブジェがアクリルケースに入れて置いてあったのです。
聞いてみると、美濃和紙を使ったあかりのオブジェを全国から公募し、古い町並みに点灯展示して審査するんだそうです。行ったとき、ちょうどこのあかりアート展をやっていたんですね。
過去の作品は、美濃和紙あかりアート館に展示されているそうです。で、行ってみました。
●美濃和紙あかりアート館
これ、昭和初期の木造の建物だそうですよ。
展示会場は2階でした。階段のところに来ると、階段に沿って展示が、
2階の部屋に入ると、
「わっ、きれい!」
丁寧に見ていくと、
展示は、まだまだ続きました。
展示の途中で、夜の点灯展示の写真がありました。
「こんな風景になるんだぁ」
残念。遠方から来ているので、夜の町並みでの点灯展示は見ることができませんでした。
このあと急いで、美濃に繁栄をもたらした長良川沿いの上有知湊(こうずちみなと)跡に行くことにしました。
●上有知湊の跡
上有知湊は、古い町並みの北側にありました。車で7、8分の距離です。
向こうが長良川の上流。赤い橋は、国の重文・美濃橋です。
「湊の跡は、このあたりのような…」
というのは、右の堤防の上に、
高さ9メートルの川湊灯台と、船の安全を祈願した住吉神社があったからです。
で、この灯台を見上げていたら、突然、
「あっ! ここ、浅見光彦のロケ現場だ!」
思い出しました、水谷豊主演の「浅見光彦ミステリー4美濃路殺人事件」です。
このドラマ、冒頭場面の撮影アングルが、
「これ、これ!」
吊り橋の向こうに見えるのは、浅見光彦が泊まった旅館緑風荘です。
今日の散策、野口五郎さんに始まり、水谷豊さんで終わる展開になりました。