高速道を乗り継いで、愛知県稲沢市祖父江(そぶえ)にやって来ました(2021/11/29)。
「祖父江といえば、ぎんなん。ぎんなんといえば、祖父江」
祖父江は、このあたりでは有名なぎんなんの町です。町内に植えられたイチョウの株、1万を超えるとか。
晩秋のこの時期、名鉄尾西(びさい)線の山崎駅の近くで「そぶえイチョウ黄葉まつり」を開催していますが、今年も中止に。でも各自での鑑賞はできるというのでやって来ました。
ただ付近に駐車場がないため、森上駅に駐車し、電車で一駅乗ってきました。
山崎駅のホームから見たイチョウです。
「ちょっと緑の葉っぱがあるなぁ」
山崎駅のすぐ東隣にある「ぎんなんパーク」に行ってみました。
高台にのぼり、山崎駅周辺を展望。
つぎに地図を片手に、駅の北側の散策に出発!
このあたりは、家の近くに畑があり、家の周りにイチョウの木が植えられていました。
江戸の頃から、防風林として植えられ、実は売って現金収入を得たそうです。
散策してみると、今年のイチョウ、発色が悪く、まだ緑の葉っぱも。
その一方で、散ってしまった木も。
実のぎんなんは?というと、まだ枝についていたり、
下に落ちていたり。
道路にもたくさん落ちていて、ぷ~んと、独特の臭い。
散策していたら、珍しいイチョウの木がありましたよ。
これは、町内でたくさん栽培されているイチョウの品種・久寿(きゅうじゅ)の原木です。
江戸末期に2本植えられたようですが、1本は昭和34年の伊勢湾台風で倒れたそうです。
こちらは、樹齢200年の古木です。
この古木、今でも実をつけるそうですよ、小さい粒のを。
この古木があるお宅、立派な門のところで、ぎんなんや野菜・果物を売っていました。
見ると、安いです。で、藤九郎(とうくろう)と久寿の小袋詰めのぎんなんとミカンを土産に買って、山崎駅に向かいました。
山崎駅のホームから、向こうのイチョウ林を見たら、まだ葉っぱは緑でした。
今年の秋は暖かく、寒い日が続かなかったために、黄葉の進み具合にばらつきが出たようですね。