曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

なんと50年!!

2020-09-18 | 良い加減介護

James Galway/Schubert Arpeggione Sonata 1st mov

1985 in Tokyo Japan 2nd&3rd movement http://www.youtube.com/watch?v=...

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一昨日、洗濯物を届けに病院へ行ってきました。 夫は4階から5階の泌尿器科のフロアーに移されていましたので、新たに5階のナースステーションに行って、挨拶をすると、看護師さん達の雰囲気が4階に比べ、心なしか柔らかな感じがしました~~

前日の約束通り、担当医師との面談の手配が出来ていて、泌尿器科と神経内科の先生がそれぞれ丁寧に対応して下さいました。 泌尿器科の先生からは現在の夫の状況と将来悪化した場合の処置について話を伺い、主治医の神経内科の先生からは、結果的に急激な病気の進行については、良くなる可能性は低いことをこれまでの脳のCT検査の画像を順番に見ながら説明を受けました。 泌尿器科の治療が終わり、適当な施設が見つかれば病院から施設に直行になる状況も納得せざるをえませんでした・・・ 

突然の入院で環境に慣れない上、毎日担当看護師が変り、私とも会えない状況が、夫の食欲を失くし、介護拒否に繋がり、病状の進行に繋がっているのではないか、と心配している・・・と両先生に訴えると、コロナの状況下では何ともできない・・・例えばスマホのLINEを使って顔を見ながら話す方法はあるが・・・と。 そういう機械の操作ができれば苦労はありません・・・ 

そんなやり取りを聞いていた看護師さんが、『ご主人の日頃身に着けていた時計とかご自分にとってなじみの持ち物を身につければ少し落ち付くかもしれませんし、お好きな音楽を楽しめるようCDプレーヤーとCDを持ってきて下されば、私達がお手伝いしてかけて聞いてもらう事も出来ます。 昔のアルバムなども見て昔の楽しかった時のことを思い出せば、ほんのひと時でも幸せな気分になってもらえるかもしれない。 そういうことからご主人との話の接点を作って、安心してもらえるようにしたいと思います。』と、温かな申し出があり、思わず涙。 夫を一人の人格として扱って頂ける!! 家族として、何より嬉しい言葉でした。 

それで、昨日は、昔のアルバムの中から夫が喜びそうな写真を選びました~~ 期せずして我が家の50年の歴史を辿ることになりました~~ 12月が来れば金婚を迎えることに気付いたりして、目出度いのか目出度くないのかさっぱり分からぬ気分ではあります。 

夫は退職したら思いっきりフルートの練習するのだ・・・とリフォームの際自分の部屋に防音措置をしてもらったのに、たいして利用することなく病気が発症してしまったのは本当に残念な限りです・・・ 実は、私達は横浜のフルート教室で出会ったのでした~~ (今思えばビックリものですね(^_-)

冒頭画像は、私達が好きなフルーティスト、ゴールウェイの演奏の動画です。 画像をクリックして頂ければ、動画画面に移ります。 今回は何度トライしても動画取り込みがうまくいきませんでした (本当はモーツァルトの曲にしたかったのですが・・・) 

ゴールウェイの温かく大らかで豊かなな音色をお楽しみ頂ければ嬉しいです。 現在彼は80歳を超え、更に円熟味を増しています。

 

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