駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

静岡ケントスライブ

2005年12月26日 | ライブレポ
クリスマスの夜、オレ達POWDERのメンバーは静岡に集合した。
静岡ケントスのハウスバンド「フルハウス」さんの休日のため、我々がトラを勤めるというわけだ。
静ケンでの演奏は、POWDERで何度か出演させてもらっているし、オレ自身もフルハウスのドラムさんのトラで演奏させてもらったことがあるので、苦手意識はない。むしろ、音響が素晴らしく、お客さんのノリもいいので大好きである。
POWDERのメンバーも、この日の演奏を楽しみにしていた。(キーボードのサトキチ君は初めての演奏だったが、彼にはそんなことをはるかに凌駕する技術と度胸がある)
ただ、オレは今まで経験したこともないほどの体調の悪さで、薬漬けの情けない状態だった。体調が悪いというより、もはや「病人」の領域なのだ。

静岡までの道のりは、ベースのたーさんに甘えて車に同乗させて貰った。たーさんは優しい人なので、病気のオレに同情して「ドウジョ」と同乗させてくれたのだ。がははは。。。何だかまた悪寒がしてきたぞ。
ボーカルのゆーことジュンジも一緒に行くことになり、コンビニで買い物をしたりして、本来なら皆で楽しいドライブなのにオレが後部座席でゲホゴホやっていて申し訳なかった。
道路事情を勘案して早めに出発したが、割とスムーズに行って早く着いてしまった。ということで、焼き鳥屋でまず腹ごしらえということになった。オレは薬がちょうど良く効いていてそこそこ物を食うことができた。

それからケントスに向かい、リハ、そして本番のライブとなった。
POWDERのバンド練習が雪で流れたりして音出しが久し振りであったので、リハはさらっと進んだ割には、最初のステージは硬かった。オレ自身、薬が切れかかってきて、また咳が出だした。熱もあったと思うが、顔がほてって仕方なかった。
ステージは8時過ぎから4ステージを用意していた。オレの歌もリストアップしてあり、お客さんのリクエストにもオレの持ち歌が入っていたが、声を出すとむせてしまって歌える状態ではなかったので回避した。これでオレとしてはマイナス点だが、肝心のコーラスも入れたり入れなかったりで、POWDERお得意のハーモニーがスカスカになってしまった。これは大変申し訳なかった。
オレはドラマーでありヴォーカリストなのだ。なんて、ばっかじゃねーのと言われそうだが、そうなんだから仕方ないじゃん。
2ステージ目からは硬さも取れ、初めてのお客さんばかりだったが、ダンスも拍手も手拍子もいただいて、オレ達はいつもの調子を取り戻した。
大量の汗をかき、予め用意していたTシャツをステージ毎に着替えて正解だった。
さすがに11時過ぎの最終ステージはお客さんの数は減ったが、まずまずの演奏で無事に乗り切り、オレ達は笑顔で静岡ケントスを後にすることができた。

オレはつくづく思う。
人間、健康時にはありがたみを感じないものだが、何はなくとも健康が一番大事だ。何をするにも健康であるのが基本だ。病気になったといって、結果が出なくては言い訳にもならないって事だ。日頃いくらバカをしても、自己管理ができなければ失格だ。静ケン、お客さん、POWDERのメンバーに対してオレが完璧でなかったことをお詫びせねばなるまい。

といったところで、静ケンのまかないメシは美味いので評判だが、オレは全く手をつけることができなかった。絶好調なまっちゃんの胃袋に全て収まったことが、食いしん坊のオレには悔しくてならない。チッキショー!(小梅太夫の顔でお願いします)
コメント (6)
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