先日の静ケンライブの録音音源を聞いてみて、自分の失敗2箇所を確認した。
1箇所はスティックを落とした。
でもこれはよくあることで失敗の中では罪はないと言えそうだ。
今回、2ステージ目にタムにスティックを引っかけて落としたんだけど、それが例えば折れてしまうということも良くあるし、そんな時は予備のスティックにすばやく持ち替えるだけだから、大して問題はない。
そんなときには一瞬のことだけど片方の手で2拍4拍のスネアさえ叩いておけばお客さんも気付かないだろうからね。
2箇所目はお恥ずかしい失敗で、パーティが終わって通常営業に戻った3ステージ目のしょっぱな。
“ピーターガン”というかっちょいい曲で、しかもドラムのピックアップから始まるという曲で、スネアのスナッピーがOFFだった。
このステージ前に、パーティのライブで調子に乗って叩いたスネアのチューニングの点検をして、スナッピーをOFFにしたことを忘れていたのだった。
「ドッパン!ドドパン!」と入るところが「どっぽこ、ぽこぽん~」となんとタヌキのハラヅツミかって感じだった。しょぼ~ん。
スネアって、スナッピーがあるからこそ「パン!」って音がするけど、スナッピーがないと「ぽこ」って、大相撲の呼び出し太鼓の音になっちゃうんだなあ。
恥かしかったけど、一小節でスナッピーはONにして何事もなかったような顔をして演奏した。でも、ボーカルのJUNJIだけは見逃さなかった。彼は耳がいいので、誰よりも早く突っ込みを入れてくる。この時は緊張感のある通常営業の最初のライブなのに、JUNJIの顔は満面の笑みで「やった!ギャグ見~つけた!」と顔が言っていた。案の定、帰りのクルマで笑いのネタにされてしまった。
たぶん一生言われるだろうなあ~。
ドラマーの失敗って、かっちょ悪いことが多い。
なぜなら、演奏に大きく影響するからである。ギターやベースがコードを間違えてもすぐに修正がきくけど、ドラムがリズムを違えると曲にならない。カウントでリズムを間違えると曲が始まらないか、ド変なリズムで始まっちゃうんだけど、メンバーたちはバンドマンの習性としてカウントが入ると「変だな」と思っても演奏を始めちゃうことが多い。そうなると、「あちゃ~、ヘタこいた!」と思ってももう遅いのだ。ドラマーの全責任でもってフルコーラス演奏し続けるか、潔く「ご、ごめんましょう!」と言って演奏を止めてやり直すかである。
後者は非常に辛い。かっちょ悪すぎるのだ。
わがPOWDERでのライブの場合、ノリがいい常連客の皆さんはこんなときには大ウケして爆笑してくれるけど、そうでない時には大抵シラ~ッと静まり返る。せいぜい失笑、嘲笑止まりだ。小松政夫師匠のかの名曲がこだまするのである。「みじめ、みじめ~」
そんなカウント失敗は、曲がメドレーで続く場合に起こる。
「前の曲のエンディング近くになったら、曲順表をチラ見して次の曲の頭出しを確認する!」という必須作業を怠るとこのようなチョンボが起こる。
ところが、この作業をしたにもかかわらず失敗することがある。
それは、曲順票を見たのに曲順を読み違える、或いは間違いなく読んだのに曲を勘違いする、というホントに情けないミスである。
恥をさらすけど、以前の例で言えば、「ヴァケーション」と書いてあったのに「ロコモーション」のイントロをはじめちゃうということがあった。これは、イメージとして何となく似通っている感じがあったからだ。女性ボーカルで、ポップスの定番で、ノリが明るくて軽快だってところで間違えてしまった。
この場合には、イントロが全然違うので、曲が始まらなくてドラムの一人コケである。寒い・・・
昔のことだけど、ザ・ドリフターズ(アメリカの。カトちゃんケンちゃんじゃないほう)のバッキングをやらせてもらった時に、緊張のあまりに曲順表を見ていたにもかかわらず、曲飛ばしをやらかしたことがあった。
この時はさすがに焦った。ドリフターズの3人がアイコンタクトで「違うよ」とサインを送ってくれたのだけど、このメンバーは外国人だから言葉も分からないし意思疎通が取れていないので、自分は何のことだか一向に気付かないで、一番場が盛り上がるステージ後半で演奏がしばし止まったまんまだった。あのライブの後、オレは舌を噛み切って死にたいと真剣に思った。
何となく「続く」気がする・・・
1箇所はスティックを落とした。
でもこれはよくあることで失敗の中では罪はないと言えそうだ。
今回、2ステージ目にタムにスティックを引っかけて落としたんだけど、それが例えば折れてしまうということも良くあるし、そんな時は予備のスティックにすばやく持ち替えるだけだから、大して問題はない。
そんなときには一瞬のことだけど片方の手で2拍4拍のスネアさえ叩いておけばお客さんも気付かないだろうからね。
2箇所目はお恥ずかしい失敗で、パーティが終わって通常営業に戻った3ステージ目のしょっぱな。
“ピーターガン”というかっちょいい曲で、しかもドラムのピックアップから始まるという曲で、スネアのスナッピーがOFFだった。
このステージ前に、パーティのライブで調子に乗って叩いたスネアのチューニングの点検をして、スナッピーをOFFにしたことを忘れていたのだった。
「ドッパン!ドドパン!」と入るところが「どっぽこ、ぽこぽん~」となんとタヌキのハラヅツミかって感じだった。しょぼ~ん。
スネアって、スナッピーがあるからこそ「パン!」って音がするけど、スナッピーがないと「ぽこ」って、大相撲の呼び出し太鼓の音になっちゃうんだなあ。
恥かしかったけど、一小節でスナッピーはONにして何事もなかったような顔をして演奏した。でも、ボーカルのJUNJIだけは見逃さなかった。彼は耳がいいので、誰よりも早く突っ込みを入れてくる。この時は緊張感のある通常営業の最初のライブなのに、JUNJIの顔は満面の笑みで「やった!ギャグ見~つけた!」と顔が言っていた。案の定、帰りのクルマで笑いのネタにされてしまった。
たぶん一生言われるだろうなあ~。
ドラマーの失敗って、かっちょ悪いことが多い。
なぜなら、演奏に大きく影響するからである。ギターやベースがコードを間違えてもすぐに修正がきくけど、ドラムがリズムを違えると曲にならない。カウントでリズムを間違えると曲が始まらないか、ド変なリズムで始まっちゃうんだけど、メンバーたちはバンドマンの習性としてカウントが入ると「変だな」と思っても演奏を始めちゃうことが多い。そうなると、「あちゃ~、ヘタこいた!」と思ってももう遅いのだ。ドラマーの全責任でもってフルコーラス演奏し続けるか、潔く「ご、ごめんましょう!」と言って演奏を止めてやり直すかである。
後者は非常に辛い。かっちょ悪すぎるのだ。
わがPOWDERでのライブの場合、ノリがいい常連客の皆さんはこんなときには大ウケして爆笑してくれるけど、そうでない時には大抵シラ~ッと静まり返る。せいぜい失笑、嘲笑止まりだ。小松政夫師匠のかの名曲がこだまするのである。「みじめ、みじめ~」
そんなカウント失敗は、曲がメドレーで続く場合に起こる。
「前の曲のエンディング近くになったら、曲順表をチラ見して次の曲の頭出しを確認する!」という必須作業を怠るとこのようなチョンボが起こる。
ところが、この作業をしたにもかかわらず失敗することがある。
それは、曲順票を見たのに曲順を読み違える、或いは間違いなく読んだのに曲を勘違いする、というホントに情けないミスである。
恥をさらすけど、以前の例で言えば、「ヴァケーション」と書いてあったのに「ロコモーション」のイントロをはじめちゃうということがあった。これは、イメージとして何となく似通っている感じがあったからだ。女性ボーカルで、ポップスの定番で、ノリが明るくて軽快だってところで間違えてしまった。
この場合には、イントロが全然違うので、曲が始まらなくてドラムの一人コケである。寒い・・・
昔のことだけど、ザ・ドリフターズ(アメリカの。カトちゃんケンちゃんじゃないほう)のバッキングをやらせてもらった時に、緊張のあまりに曲順表を見ていたにもかかわらず、曲飛ばしをやらかしたことがあった。
この時はさすがに焦った。ドリフターズの3人がアイコンタクトで「違うよ」とサインを送ってくれたのだけど、このメンバーは外国人だから言葉も分からないし意思疎通が取れていないので、自分は何のことだか一向に気付かないで、一番場が盛り上がるステージ後半で演奏がしばし止まったまんまだった。あのライブの後、オレは舌を噛み切って死にたいと真剣に思った。
何となく「続く」気がする・・・