駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

「あれから」

2019年12月18日 | TVウォッチング
12月18日(水) 本日のJOG=30分
2日間走れなかった分のエネルギーを今夜のJOGに費やしました。超ゆっくりだけど気持ちよかった。
とはいっても、今日もイマイチ。鼻炎攻撃全開で、やっぱり風邪なんかじゃなくてアレルギーだわ。
しかし今週は辛いなあ。くしゃみ鼻水下痢に加え湿疹まで出てきやがった。バイオリズムが下がってるんだろう。

ちょっとネタを変えて、年末のTVは特番が面白い。
オレはめっちゃTV人間なので毎日たくさん録画していますが、マンネリして飽きちゃったりした番組は消去する。この時期は、そういう番組が思わず面白い特番に変わっている時があって、消去しようと思ったら思わずガン見しちゃったりする。

昨日のNHKで「よみがえる美空ひばり」という番組をやっていて、たまたまTVをつけたら始まったところだったので最後まで見ちゃったが、儲けものだった。すごくよかった。
今年の紅白歌合戦に、AIでバーチャルの美空ひばりを出演させるというのを耳にしていたが、あまり興味がなかった。
それで改めてこの番組を見て、AI技術の凄さを知り、それとそれに加わる人々の情熱を知って感動した。
NHKじゃないと絶対作れない番組でした。

秋元康は、美空ひばりの最後のシングル「川の流れのように」を作詞しており、この際に新曲を作詞するというプレッシャーと戦っていた。
YAMAHAの音響チームは、最先端の技術で過去のあらゆる音源から、独特の美空節をデータ化し、歌詞に合わせてプログラミングしていく。それでも足りない「語り」部分を、息子の加藤和也氏に秘蔵のカセットテープを借りてデータを加えてゆく。
一方で、映像では、幼少の頃から美空ひばりを師と仰ぎ、とことん研究し尽した天童よしみが、バーチャルの振り付けを担った。
また衣装を担当したのは現役の頃の担当だったトップデザイナー森英恵と、当時のヘアメイク白石文江がタッグを組んで、新しく生き返る美空ひばりを作り上げる。
開発の途中で、美空ひばりの歌を知り尽くす後援会を集めてデモ音源を聴かせてみせるが、反応は厳しいものだった。
AIの歌声とどこが本当の歌声と違うのか、何が感情を揺さぶらせるのか、そこからAIと人間の感情との違いを研究する本物の闘いが始まる。これがこの番組のいちばんの見せ所だった。

そして、番組ではNHKのスタジオへ関係者や昔からのファンクラブの人々を集めて、新曲発表を行った。
会場は、ものすごい緊張感に包まれていて、しかし美空ひばりのバーチャル映像が現れ、生のオーケストラに合わせて美空ひばりの歌声が流れると同時に、息子の加藤和也、秋元康、天童よしみや森英恵、満員のファンクラブのみんなが涙にくれた。さらに司会者までもが言葉を失うというおまけもついた。

オレも、語りの部分では涙が出た。歌声に関しては素晴らしい出来栄えだったと思う。
ただ、文句を言いたいわけではないが、映像がやはりバーチャルだと分かり過ぎるのが残念。どうしても見てしまうのは顔であり目である。そこに微妙な表情が加わるのは、まだ先のことなんだろうか。

後で知ったが、この新曲「あれから」は本日発売なんだそうだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする