6月29日(木)本日のJOG&Walking=20分
昨日に引き続いて、オレの大好物の70年代ロックを紹介します。
これはジャスト70年の大ヒット曲「シカゴ(Chicago)の長い夜(25or6to4)」(1970)は、中学1年の時。この曲もラジオで聞いていたが、従兄弟の家に遊びに行った時に2つ上のお兄ちゃんがシカゴの2枚組アルバムを買ったというのをパイオニアのステレオで聴かせてくれた。ラジオよりいい音で迫力があってうらやましかった。ウチは貧乏で当時はステレオなんてまだなくて、親戚は商売をやって裕福だから買えるんだなと、けなるい思いをしたのを覚えておる。。。
アルバム収録曲の「長い夜」は4分50秒ある長い曲だけど、シングル盤では3分にまとめたバージョンもあるようだ。
ドラマーは「ダニー・セラフィン」。オレはやっぱりドラムを聴いてしまうんだけど、中1の時でさえ、このドラミングには夢中になった。聞けばわかるが、叩きまくっていて、とにかくずっとぶっ叩いている。間奏のギター・ソロも長くて、後半のワウワウは当時は珍しかったと思うけれど、それも印象深かった。
ブラスロックというジャンルを認知させた立役者がシカゴであり、先輩バンドとしては「ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズ」(BS&T)があり、この後「チェイス(Chase)」がデビューして「黒い炎」(1971)をヒットさせたが、流行したきっかけは「長い夜」のヒットじゃないかとオレは思っている。
そして、ロックと言っていいのか71年に歌謡曲としてヒットした曲「ヘドバとダビデ(Hedva&David)のナオミの夢(Ani Holem Al Naomi)日本語盤(1971)も、もちろんラジオで聞いていたが、第1回東京国際歌謡音楽祭(後の世界歌謡祭)で、イスラエルから参加してグランプリ受賞したということで、TVでも頻繁に出ていたと思う。
なぜ取り上げるかというと、とにかくドラムがロックしていて、録音もドラムがはっきり聞こえるのがいい。歌物なのにトップシンバルをシャンシャン叩いていて、バスドラのパターンがベースにからんでかっこいい。ティンパニーの「ボイ~ン」がアクセントでこの曲をヒットさせた大きな立役者と言えるだろうが、ドラムがいいからこそ「ボイ~ン」が生きるのだ。