駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

メロディ・フェア/ビージーズ (69’)

2021年03月21日 | オールドミュージック
Melody Fair/Bee Gees


3月21日(日)
この曲は、映画『小さな恋のメロディ』(71’)のテーマソングとして映画公開とともに日本でヒットしました。なので1969年の発表曲であっても人々に知られるのはシングル盤発売の71年なんですね。
映画同様に主題歌もほぼ日本だけで売れたようで世界的にはヒットしていないそうです。主役のマーク・レスターとトレイシー・ハイドの可愛らしさが当時の日本人好みだったということでしょうか。まあ今見てもめちゃ可愛い二人ですもんね。

しかしこの曲、当時は自分が中学2年ということで、思春期の印象に残る曲ベスト5に入る程の影響を受けました。
それは、近所に母親の実家があって、そこの同級の従兄弟(いとこ)がこの映画を観て感動して、シングル盤を買って毎日かけていて、遊びに行った自分も映画を観ていないのに聴いているうちに好きになった曲でした。
面白かったのは、Aメロの歌詞の語尾が「全部“スッ”ってなる」と従兄弟が言って、レコードに合わせて歌っていたのを覚えています。
確かに歌詞カードを見ると冒頭の語尾は“ス”が続いています。

Who is the girl with the crying face
Looking at millions of signs
She knows that life is a running race
Her face shouldn't show any line

そんなこともあって、自分がレコードを持っていないにもかかわらず、自分が買ったレコードよりもレコードと一緒に歌えるぐらいに曲に詳しくなったという曲です。
その頃は、従兄弟と毎日遊ぶぐらいに仲が良かったんだなと思い出すんだけど、結局はステレオが聴きたくていそいそと通っていたのでした。
ウチにステレオが来てからはあまり行かなくなりましたから。。。。

この曲ですが、光栄なことに、この歳になって初めてバンドで演奏する機会が与えられました。
ある営業ライブの場で、クライアントより「(ビートルズ以外で)なんでもいいから洋楽を演奏して」と言われて、自分以外のメンバーが「メロディ・フェア」を候補に挙げてくれて、自分的には大好きな曲なので歓喜したという経緯がありました。
それをまた、昨日の別のライブでも(勝手に)演奏させてもらって、練習量にしてはまあまあの出来だとは思ったんです。
ところが、ウケたかというとそうでもなくて、拍手ぱちぱちで終わり。スベりました。。。
やっぱり皆さんそんなに思い入れがある曲ではないんでしょうね。今じゃ若い人は知らないでしょうし。71年ジャストに聴いたからこそのオレの好きな曲なんだとはっきり分かったという次第。
残念ながら、たぶん今後はもう演奏することのない曲となるのでしょうが、個人的には“いい冥土の土産”にしたいと思います。。。


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