(The Ventures Live In Japan '65)
フェイバリットな1枚である。
実はオレ、ずっとカセットで聞いていた。それこそテープが伸びるほど。
LPを持っていなかったので録音したものを聞いていたのだが、時代も変わりCD化されてからも買うことなく今まできた。
豊橋のCDショップにでも置いてあればついでに買ったんだけれど、今どき置いてないし、取り寄せるほど欲しいわけでもなかったな正直。
だが、価値のある1枚であることに変わりはない。
先日、SEXY VOICEのリーダー春名さんと雑談をしていて、このアルバムの凄さを話したらなんと持っているということなので、無理言ってお借りして改めて聞いてみた。
1965年といえば、40年前である。
とても録音事情の悪い当時とは思えない素晴らしいサウンドである。
カセットのモコモコした中音ばかりの音でも気に入っていたが、さすがCD。見事なクリアさである。
もっともオレはドラムサウンドばかり聴いてしまうのだが、メル・テイラーのバスドラの低音と、スネアの切れのよい中音、シンバルの高音のバランス。
音の良さも文句なしだが、この演奏の素晴らしさは当時のニッポンの音楽観を変えたといっても言い過ぎないであろう。
若いベンチャーズのメンバーも勢いがあり、楽しんでいるのが音に出ており最高である。
40年前にこんなロックンロールドラムがニッポンで聴けたなんていうこと自体、奇跡だと思う。
当時、エレキブームが起こり、(楽器を買える裕福な)若者たちは猫も杓子もベンチャーズをやっていたらしい。
いやあ、こんなロックンロールを聴かされたら真似したくなるって。
まだ聞いたことのない若いドラマーは、このメルさんのドラミングは必聴だと思う。
メルさんは残念ながら、数年前に亡くなられたが、オレの一番好きなドラマーだ。
メルさんのドラミングについては、オレは世界一だといつも言っている。
ニッポンでは出稼ぎバンドのドラマーというイメージが先行しがちだが、実はドラム大国アメリカを始め世界ではメルさんの評価は高い。
セッティングを見て欲しい。この写真がライブ当日の写真である保証はないが、それを前提に話す。
グレッチのドラムセット。20インチのバスドラ、12インチのタムに14インチのフロアタム。或いは13インチのタムに16インチのフロアタムかも知れない。
これは良くある3点セットだが、今の時代では信じられないのが、18インチと思われるトップシンバルが1枚とハイハットだけのシンプルなシンバルである。
クラッシュシンバルがないということは、トップ兼クラッシュシンバルということで、当然ハイハットもクラッシュを兼ねている。
このセッティングは慣れないと出来ない。凄いと思う。
これで全26曲、しかも長いドラムソロを演奏しきっている。(実際はもっと曲数を演奏したかもしれない)
後にメルさんも派手な多点タム、多点シンバルの豪華セットで日本公演をしていたが、案外つまらない普通のドラマーに思えてしまった。
セッティングは見た目ジャズドラマーである。
左手はレギュラーグリップで、スネアを前方に傾けている。
椅子はかなり高い。写真ではよく分からないかもしれないが、ドラムセットと同じカバリング仕様の円筒椅子である。
スネアもメタルでなく、同じホワイトパールカラーのカバリングで非常に美しい。
こんなドラムセット欲しいなあ。あったとしても、ヴィンテージで高いだろうなあ。買ったら毎日磨いちゃうなあ。和室に飾っちゃうなあ。一緒に寝ちゃうなあ。
腕を大きく振り上げ、バネの効いたスネアサウンドがこの一瞬後に鳴り響きそうだ。
曲が始まり、クルエル・シーだ!速い!驚きのスピード。攻撃的なグルーブにまず吹っ飛ぶ。
ペネトレーションの疾走感に強弱のあるワビサビドラミング。
早いブルースのブルドッグ、アイフィールファインと続く。
当時の観客は息を止め、食い入るように見つめて怒涛のロックンロールに心ゆくまで痺れただろう。
しかしメルさん、当時は20代後半だろうと思うが、あぶらも乗って体力、気力ともに最高の状態なのだろう。
何度聴いても圧倒される。
随所に入るメルさんの十八番(おはこ)である転がるようなスネアフィル。これは、タカタンタン、と聞こえるが、タカのところは本当は3連符なのだ。タララタンタンである。これを超高速でやるから転がるように聞こえるのだ。
オレもコピーしまくったワイプアウト。
スタジオ盤のような超難解フレーズは演奏していないが、格好いいフレーズの嵐だ。しかも曲が長い。凄いパワーである。
オレがコピーしたのはスタジオ盤で、テープを100万回聴き譜面に下ろし真似をした。テンポは160で100回目ぐらいにやっと成功した。その時の嬉しさは言葉で言い表せなかった。
最後のキャラバンにいたっては、言葉も出ない。圧巻のドラムソロ。
ベースとの絡みなどは、当時驚いただろうなあ。
ハナ肇がドラムセットを降りてスティックでスタンドマイクまでロールして「オヨビでない?んが~」とやったぐらいの衝撃だったろう。
ショウとしても、最高なパフォーマンスである。
フェイバリットな1枚である。
実はオレ、ずっとカセットで聞いていた。それこそテープが伸びるほど。
LPを持っていなかったので録音したものを聞いていたのだが、時代も変わりCD化されてからも買うことなく今まできた。
豊橋のCDショップにでも置いてあればついでに買ったんだけれど、今どき置いてないし、取り寄せるほど欲しいわけでもなかったな正直。
だが、価値のある1枚であることに変わりはない。
先日、SEXY VOICEのリーダー春名さんと雑談をしていて、このアルバムの凄さを話したらなんと持っているということなので、無理言ってお借りして改めて聞いてみた。
1965年といえば、40年前である。
とても録音事情の悪い当時とは思えない素晴らしいサウンドである。
カセットのモコモコした中音ばかりの音でも気に入っていたが、さすがCD。見事なクリアさである。
もっともオレはドラムサウンドばかり聴いてしまうのだが、メル・テイラーのバスドラの低音と、スネアの切れのよい中音、シンバルの高音のバランス。
音の良さも文句なしだが、この演奏の素晴らしさは当時のニッポンの音楽観を変えたといっても言い過ぎないであろう。
若いベンチャーズのメンバーも勢いがあり、楽しんでいるのが音に出ており最高である。
40年前にこんなロックンロールドラムがニッポンで聴けたなんていうこと自体、奇跡だと思う。
当時、エレキブームが起こり、(楽器を買える裕福な)若者たちは猫も杓子もベンチャーズをやっていたらしい。
いやあ、こんなロックンロールを聴かされたら真似したくなるって。
まだ聞いたことのない若いドラマーは、このメルさんのドラミングは必聴だと思う。
メルさんは残念ながら、数年前に亡くなられたが、オレの一番好きなドラマーだ。
メルさんのドラミングについては、オレは世界一だといつも言っている。
ニッポンでは出稼ぎバンドのドラマーというイメージが先行しがちだが、実はドラム大国アメリカを始め世界ではメルさんの評価は高い。
セッティングを見て欲しい。この写真がライブ当日の写真である保証はないが、それを前提に話す。
グレッチのドラムセット。20インチのバスドラ、12インチのタムに14インチのフロアタム。或いは13インチのタムに16インチのフロアタムかも知れない。
これは良くある3点セットだが、今の時代では信じられないのが、18インチと思われるトップシンバルが1枚とハイハットだけのシンプルなシンバルである。
クラッシュシンバルがないということは、トップ兼クラッシュシンバルということで、当然ハイハットもクラッシュを兼ねている。
このセッティングは慣れないと出来ない。凄いと思う。
これで全26曲、しかも長いドラムソロを演奏しきっている。(実際はもっと曲数を演奏したかもしれない)
後にメルさんも派手な多点タム、多点シンバルの豪華セットで日本公演をしていたが、案外つまらない普通のドラマーに思えてしまった。
セッティングは見た目ジャズドラマーである。
左手はレギュラーグリップで、スネアを前方に傾けている。
椅子はかなり高い。写真ではよく分からないかもしれないが、ドラムセットと同じカバリング仕様の円筒椅子である。
スネアもメタルでなく、同じホワイトパールカラーのカバリングで非常に美しい。
こんなドラムセット欲しいなあ。あったとしても、ヴィンテージで高いだろうなあ。買ったら毎日磨いちゃうなあ。和室に飾っちゃうなあ。一緒に寝ちゃうなあ。
腕を大きく振り上げ、バネの効いたスネアサウンドがこの一瞬後に鳴り響きそうだ。
曲が始まり、クルエル・シーだ!速い!驚きのスピード。攻撃的なグルーブにまず吹っ飛ぶ。
ペネトレーションの疾走感に強弱のあるワビサビドラミング。
早いブルースのブルドッグ、アイフィールファインと続く。
当時の観客は息を止め、食い入るように見つめて怒涛のロックンロールに心ゆくまで痺れただろう。
しかしメルさん、当時は20代後半だろうと思うが、あぶらも乗って体力、気力ともに最高の状態なのだろう。
何度聴いても圧倒される。
随所に入るメルさんの十八番(おはこ)である転がるようなスネアフィル。これは、タカタンタン、と聞こえるが、タカのところは本当は3連符なのだ。タララタンタンである。これを超高速でやるから転がるように聞こえるのだ。
オレもコピーしまくったワイプアウト。
スタジオ盤のような超難解フレーズは演奏していないが、格好いいフレーズの嵐だ。しかも曲が長い。凄いパワーである。
オレがコピーしたのはスタジオ盤で、テープを100万回聴き譜面に下ろし真似をした。テンポは160で100回目ぐらいにやっと成功した。その時の嬉しさは言葉で言い表せなかった。
最後のキャラバンにいたっては、言葉も出ない。圧巻のドラムソロ。
ベースとの絡みなどは、当時驚いただろうなあ。
ハナ肇がドラムセットを降りてスティックでスタンドマイクまでロールして「オヨビでない?んが~」とやったぐらいの衝撃だったろう。
ショウとしても、最高なパフォーマンスである。
それによって結果だいぶ変わるのですが・・
夏場はあちこちで見られます
ドラムはメルさんの息子さんですよ
占ってくれちゃいましたか!
見たい、けどコワイ
キャ
予定が合わなくて行けなかったです。
たまに日本に来ますよね?
ライブ一度行ってみたい!!
で、占っちゃいましたよー♪(カッテニ)
結果・・・いつかのライブに
持っていきますよ!
If you want..it's up to you!
ライブの最後までいるであろう
tomoちゃんに渡しときます