駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

カーティス・メイフィールド/ライブ・イン・ヨーロッパ

2006年06月16日 | オールドミュージック
これはゼッタイお勧めであります。
カーティス・メイフィールドのライブ・イン・ヨーロッパというCDです。
写真のジャケットは、一見角度がおかしいんじゃないの?って感じですが、曲がっていませんぜ、旦那。この角度が正しいのだ。
このライブは、1987年のライブツアーの音源をCDにしたもので、同じくビデオも発売されていました。
カーティス・メイフィールドといえば、ヴォ-カルグループ「インプレッションズ」で、R&Bの分野で様々な曲をヒットさせ、後にソロとしてソウル、ファンクといったジャンルで名を知らしめました。アルバムも多数出していますが、「スーパー・フライ」等で素晴らしいファルセットヴォイスを聞かせてくれていました。
後に、ロッド・スチュアートがリバイバルヒットさせた「ピープル・ゲット・レディ」は、インプレッション時代のカーティスの歌ったヒット曲であります。
90年に大怪我をして再起不能といわれたが、96年に見事に復活して話題になった。しかし、99年に57歳の生涯を閉じた。


若い頃のカーティス・メイフィールド。

ま、レヴューについては他のHPで確認したほうが正確なので、ここで止めておくけど、自分との関わりについては述べなくてはなりませぬ。
オレは、先述のライブインヨーロッパのビデオを、当時のバンド仲間であり先輩のギタリスト、O氏に見せていただき感動して、あわててCDを買いに走ったのであります。
なにをどう感動したかと言いますと、まずはあのファルセット・ヴォイスの美しさと、次にシンプルなバンド編成の中でのパーカッショニスト、マスター・ヘンリー・ギブソンのツボを突いたプレイと、ドラムの素晴らしいコンビネーションに驚き、感動したのです。ドラムは、リー・グッドネスという、いかにもいい人風の名前の黒人ですが、ドラミングも出過ぎず引っ込みすぎず、お人柄が滲むような素晴らしいバッキングぶりであります。
第3に、R&Bや、ソウル、ファンクといったジャンルにこのCDも並んでいるわけなのに、歌詞カードを読めば分かるとおり、これは立派なゴスペルだとも言える点だった。4曲目の「イッツ・オールライト~エーメン」は、インプレッションズ時代のヒット曲だが、完璧なゴスペルである。
ゴスペルソングの凄さと言うのは、言うまでもないが演奏者、歌い手、聞き手が心一つにしてわが主わが神、創造主に対して愛情を表現すると言う点だ。
このCD全13曲のうち、全てが主イエスを称える歌詞かと言えばそうではない。したがってゴスペルとジャンル分けするわけにはいかない。
だが、例えば10曲目の「ピープル・ゲット・レディ」の含み多い歌詞の内容は、明らかにゴスペルであり、歌を聴きながら歌詞カードを読んでいて、思わず涙してしまうほどだった。
その後、オレは図々しくもカーティスのファルセット・ヴォイスを真似ちゃったりして、歌詞をニッポン語に訳して、ライブ等で人前で歌ったりしていた。
今では、そんな真似はしていないけれど、大好きな歌なので、また歌ってみたいと思うこともある。この歌は、やはりロッド・スチュアートの声よりも、カーティス・メイフィールドの美しいファルセットで聞くほうが、オレは好きだ。
恥ずかしながら、まだクリスチャンだった頃の自作の訳詩を書いちゃおっかな。

「People Get Ready」

汽車が来るよ 用意はいいかい
荷物など 何もいらない
心を開き 乗り込むだけ
ただ感謝すること それが切符

汽車が来るよ 天国行きの
どんな人でも 乗れるんだ
信じるだけ そしてドアは開く
愛する人たちが 待っている

夢を失くした 罪びとたちも
信じることさ 神の言葉を
最後の汽車には 間に合うはず
光り輝く その御国へ


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