駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

お宝ヴィンテージ(5)

2006年03月26日 | お宝ヴィンテージ
今日のお宝ヴィンテージはゲスト出演だ。
写真で見ると地味なスネアに見えるだろう。
オレの所有物ではなく、誰が持ち主か分からない謎のスネア君だ。
何と、石のスネアである。胴の部分が墓石や餅つきの石うすのような石でできている。できているというより、無理やり作ったのだと思われる。
作成するには、相当凄い作業量だったろうと思う。ネームも入っている。ピンクで色が付けられているが、何と読むのかよく分からない。バンドネームだろうか?
スゴイ重さである。片手では持てません。もし、こんなんが演奏中に倒れてきたら、ぶつかったスネとか足の甲だとか足の指なんかは間違いなく骨折するだろう。
スネアがスネにぶつかってスネちゃった、なんて。つまらんことを言うんじゃない!ヘイわかりやした~。

このスネア君、自分のドラム教室の部屋の片隅に、数年前からじっと鎮座しておられてまるで石のように動かない。あ、石だったか~。がはははは。
自分の受け持つ生徒さんにも所有者がいないし、多分、もう一人おられる天才講師‘チョコボール先生’の持ち物ではないかとオレは推理する。などというほど大げさなことではないけど、こんな重たいやつは先生じゃなくても持ち歩きたくないと思う。教室の片隅も、スネア君の重みで地盤沈下しそうである。今回写真撮影のために移動させたら、カーペットに完璧に重みの跡がくっきりと付いていた。長年定位置を動かなかったので、かなり埃にまみれてしまっていた。

試しにスネアスタンドに乗せて試奏してみた。スタンドの締め付けが緩かったので、重みでズルズルと下がる。スタンドに乗せたまま上げようとしたが、重すぎて上げられなかった。
表と裏のヘッドやスナッピーの状態が悪いのでああだこうだは言えないが、きちんとしたスネアの音だ。チューニングが緩んでしまったのか、もともと緩かったのかは分からないが、表のヘッドはボヨンボヨンしていた。チューニングし直す時間も気もなかったので、それで叩くことはやめた。それでも、スネアサウンドは、締めたらすごいパワーで鳴るんじゃないかという気がした。
すごいなー。どなたが作ったか知らないが、こんなもん作るというアイデアと、作りきってしまう根性に感動した。

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