駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

あるギタリストの死を悼む

2007年04月07日 | 駄日記
3月7日(土)
先週の土曜日は、月の第5週目ということでドラム教室は休みだったので、今日は2週間ぶりのレッスンだった。
新学期だけあって、今週から生徒さんが二人入れ替わった。
高校を卒業すると同時にドラム教室も卒業した生徒君に代わって、初々しい新高校生がドラマーに仲間入りした。オレはドラム人口が増えることがひじょうに嬉しい。そして目を輝かせて新しいスティックを握っている、そんな若者の講師ができるということに喜びを禁じえない。
だけど、いつも初日はいろいろな説明をしているだけで時間が終わってしまう。
本当はドラムセットをガンガン叩きたいのだろうと思うのだけど、最初にちょっとしたことを知ることでこれからの上達に大きく関わってくることがたくさんあるので、まずはいくつかの情報を教えることにしている。
本当に簡単な秘訣を知ることで、ドラムはどんどん上手くなるのだ。
先は長い。来週からはガンガン叩いてもらうからと、そう説明している。

ところでその日、教室のあるビルの地下ホールでは、かつてギター教室の講師をしていて、今年の1月に急死されたO氏の追悼ライブが行われていた。
どうもO氏の親しい友人達が企画したライブらしいのだが、急に開催が決定したらしくて、2週間お店に行っていなかったオレは知らなかった。
彼は3~4年ぐらい前まで、自分と同じ土曜日にギター教室の講師をされており、本業の仕事が忙しくなってギター講師を辞めたのだけど、ギターのテクニックは素晴らしいものがあった。
ドラム教室の隣から聞こえるギターの早弾きの音色には、オレもしばし耳を傾けることがあった。
彼とは教室の待合所で顔を合わせると挨拶する程度で、個人的に付き合いはなかったので、講師を辞められてからは全く会うこともなかった。
しかし亡くなられたことを知り、ものすごいショックだった。年齢はまだ40歳だったというし、子供さんも小さいということだ。
死因の詳細は存じないが、病気で倒れて幾日も経たぬうちに亡くなったということで、ご家族の悲しみは想像を絶する。
ワッツのときと同じようだ。
追悼ライブを企画した、彼の親友たちの辛い気持ちはよく分かる。
初々しい生徒たちとレッスンをしながらも、そんな寂しい気持ちを交叉させていた、そんな夜だった。
心から哀悼の意を表します。
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4 コメント

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こんにちは (育児フレンド)
2007-04-08 18:23:48
はじめまして

私の子育て関連サイトで
こちらの記事を紹介させて頂きましたので
ご連絡させて頂きました。

紹介記事は
http://blog.livedoor.jp/an_meip695/archives/50127342.html
です。

これからもよろしくお願いいたします^^
返信する
さびしいね! (小手先 晃)
2007-04-08 18:36:03
O氏とは20年ぐらいの付き合いで先日のAndrewで使ったグリーンのテレキャスは彼が自分の所有するギターを
買い取った資金をもとに購入した物です。LIVEの最後の曲はグリーンのテレキャスに持替えエンディングの長尺
ソロは彼をイメージしてプレーしました。 我がままで
好き放題してきた奴らしい最後かな? 
返信する
はじめまして (hey3)
2007-04-09 04:05:54
>育児フレンドさん
記事紹介ありがとうございました。
関連記事にしては、内容があまり関連していないようですが、よろしくお願いします。
返信する
そうだったんですか (hey3)
2007-04-09 04:14:41
>小手先 晃さん
彼とはそんなに長い付き合いだったんですね。
訃報は突然だったので驚きかつ辛い思いをしたことでしょう。
それにしても、あのギターソロにはそんな思いがあったとは。
返信する

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