Ｃｙｎｄｉ Ｌａｕｐｅｒ／MENPHIS BLUES

最近ハマっていましてね。
案外、つか、とってもいいなと思うのが、このアルバム。
シンディー・ローパーの新譜「メンフィス・ブルース」。
ＰＯＰ界の大御所であるシンディーさんの、いい意味で期待を裏切るアルバムでした。
中身は、かなり本物指向のブルースアルバムで、いい味出しています。
選曲も素晴らしいし、バック演奏も渋さ最高の良質なCDです。
全13曲、贅沢なアレンジと豪華なメンバー陣のいかにもメジャーな作りで、地味なイメージのブルースをじっくり聞かせてもらえます。
シンディーさん、派手なファッションやメイクや高い声域など、すごく派手で我儘そうなイメージがあるんだけれど、とても親日家でおしとやかで、年齢はかなり行ってるのは当然だけど、かなり可愛らしい女性のようです。
先日、ＮＨＫの「ＳＯＮＧＳ」で見て、いきなりファンになってしまったわけであります。
出勤時などのＢＧＭとして聞いていますが、聞けば聞くほどだんだんと気持ちよく、好きになっていくのが分かります。
ブルースって、不思議な魅力があって、その曲を知ると、だんだんと好きになっていくものなんです。
噛めば噛むほどって言う、地味なスルメのイメージですかね。

実はオレ、それほどブルースが好きだっていうわけではありません。
だって、オレはドラマーですもん。
ギタリストなら、話は早いんだけどねえ。
ブルース・ギターとかブルース・ハープとかいうジャンルがありますが、ドラムという楽器としては、所謂ブルース・ドラムというようなジャンルは見出せない分野です。
ドラムはあんまり目立たない分野なんです。
たいてい、ブルースにおけるドラミングというものは地味であり、ヴォーカルやギターなどの盛り立て役に過ぎません。
攻撃的で過激なドラミングでは、どう考えてもブルースには合わないっていうことです。
でも、「守りに入ったドラミング」とは違うんです。
地味で目立たず、他の楽器の引き立て役というドラミングは、パッと見面白みに欠ける嫌いがありますが、そんな中で光るフレーズの数々というものが、隠れた宝石のように散りばめられているんです。
言ってしまえば、そういったブルース界における名ドラマーの個性或いは渋さ、または名人芸なのでありまして、そこをどういうふうに見つけるか、盗むことができるのか、それこそが我々ドラマーの眼力、聴力なのであります。
おっと、何やら難しい方向へ行ってしまっているなあ。
そんなつもりじゃあ。。。

毎月、豊橋のバークレイでは「ブルースナイト」があり、できるだけ参加させてもらっていて、何か新しいものを得ることができたらいいななどと思っているんだけど、音楽的には大抵そんなこともなく、ただ常連のメンバーの皆さんとお酒を飲み、存在を忘れ去られないためというだけのような感じなんですけど。
なんかまた話がへんな方向へ。。。
すませ～ん。

今週もライブあります

7月11日（月）
大震災から今日でちょうど4カ月。
季節は春から夏本番に変わり、東北地方も梅雨明け宣言が出たようで、震災被害のあった地区もそうとう暑くなっているようです。
しかし、なかなか進まない復興と、全く進むことのない放射能被害対策は、この暑さがますます足かせになるのでしょうか。
心配は尽きません。
そもそも、震災があってからどうも気持ちが沈みがちです。
たぶん、自分だけじゃなくって、それに気付いていない人も含めて、日本の被災地から遠い地方の人でも、心の芯から笑えない、楽しめないって人はきっとたくさんいるんだろうと思います。
この閉塞感、この無常感、この命のはかなさ、この空しさなど、思い切り見せつけられましたからね。
けれど、こんなところで気を病んでいても仕方がありません。
どうすりゃいいか。
自分ができることをするしかないわけで。
自分ならば、すなわちドラムバカを貫くことぐらいしかないんだって思います。
深く考えたら何だか情けないけれど、これより他には何もないってことですが。
まあ、こんなことを考えるのも、週末ライブに追われて夢の中にいるような世界から、週明けでいきなり現実のビジネスの世界に戻ったギャップかもしれませんけどね。

ということで、今週も仕事に追われつつ、週末を待ち焦がれるオレであります。
週末には、さっそくライブが待っております。
ライブはしんどいですけれど、もっとも楽しみなチャレンジであります。
いつもそうなんですが、観ていただける方がお一人でもいらっしゃる限り、そのお客さまに「来てよかった」って思っていただくことが、提供する側の礼儀だと思うのであります。
したがって、気楽に楽しむなんてレベルじゃなくって、全力で、全身全霊でもって、演奏する曲全てをいい音楽にしなきゃいかんと思うわけです。
要するに、クソ真面目にやるってことです。
そうは言っても、あんまり堅苦しいのは面白くありませんから、ちょっとは気楽にやらないと観ている方は敏感に感じますからね。
そこんところは、場を読みつつ上手くやりませんと。。。
そう、面白おかしくって要素も大切です。
不器用な人間は、バカ正直、クソ真面目ってのを、逆に巧く武器にしなくちゃと思うのであります。

何を書いているんだか、分からなくなってきたぞ。。。
むむむ～。。。

7月～のライブ予定です
7月15日（金）ハウスオブクレイジー（豊橋）／ケンヤワンヤ＆ザ・フォーティファイブ
7月17日（日）ケントス（静岡）／SOUL FINGER
7月30日（土）フレンドシップ（浜松）／SOUL FINGER

ハードな3連チャン終了

７月１０日（日）
金、土、日とライブが続きまして、なかなかハードな３日間が終了。
やった～＆やれやれ。
何はともあれ、ビールが旨いじゃんね。
へへへ。。。

金曜日は、昨日ソッコーで書いた、サイモンさんでのSOUL FINGERライブ。
楽しかったなあ。
まあ毎月の定例なので、段取りとか演奏にも全然不安はないんだけど、帰りが遅くなってしまって、風呂に入ったりしてるとどうしても寝るのが朝の３時ぐらい。
まあそれはそれで仕方ないし、翌日は昼間の仕事は休みなので良いんだけどさ。
で、土曜日ってのが朝から忙しいんだな。
パートナーが朝から仕事でいないので、炊事洗濯から子供の歯医者とかプールとか、予定がぎっしり。
睡眠時間が3時間ぐらいで、頭がぼーっとしたまま夕方からドラム教室へ。
今月は、ドラム教室の生徒さんがだいぶ入れ替わりまして、しかも先週休みにさせてもらったため、時間の分配を勘違いしたりして、ワケが分からん状態になっていました。
生徒さん達ゴメンね、みたいな感じでね。。。
で、終わってすぐにバークレイのブルースナイトへ。
毎月行けるわけではないんだけど、行けるときは楽しみにしているんだ。

これがまたギタリストが凄い人たちばかりで、参加させてもらえると楽しくって。
画像はホストバンドの「ウェルウェルウェル」さん

今月は、自分は「SEXY VOICE」のメンバーで１ステージ演奏させてもらって、さらにＫ大先輩のバンドで演奏させてもらいました。
めっちゃ楽しいんだけど、寝不足なので夜が更けてくると、オジサン睡魔が襲ってくるんだよねえ。
この日は、ドラム教室の帰りということで車だったので、ノンアルコールでシラフで演奏。
ってことは、あたりまえだけど酔って演奏するよりは、まともに演奏できます。
でも、酔って演奏する方が、本人的には楽しい。。。
しか～し、だけどさ、いい演奏じゃなくなるバヤイが多いので、できるだけ、オレだけはなるべくシラフで演奏しようと心がけています。
ひどい演奏してしまった時って、あとで思いだすだけで辛いじゃんね。。。

そして、本日はまたまた早朝から忙しくて。
某音楽ホールで音楽発表会のサポートに。
昨日の帰りがヤッパシ遅くなって今朝早いという相変わらずの寝不足で、やっぱりドラムも持ちこみで、さらに演奏曲も多くて演奏したことがないやつばかり。
しかも譜面のみの当日リハだけの厳しい環境。
「キビシ～！」っていうか「ひえ～っ！！」って感じの心の悲鳴なんだけど、ものすごいプレッシャーのなかで頑張ってきました。
でも、サポートメンバーがステキ。

気心知れた「SEXY VOICE」のリズム隊で固めております。
午前中のリハではボロボロだった曲が、本番では何とかうまくごまかせたり、そうでもなかったり、まあいろいろありましたが、結果オーライっちゅうことで。
こういう経験は、嬉しいもんです。
何と言いますか、目からうろこが落ちるというような感じでね。
つか、去年もやってるんだけど。。。
全然成長してないじゃん。
あ、老化してるんだっけ。。。
駄目じゃん。

SOUL FINGER/浜松サイモン・梅雨明けライブ

7月8日（金）
梅雨明け宣言出ましたねえ。
しかし、早くない？
いつもなら子供たちが夏休みに入るころでしょ。
そうとう早いよね。
ってことは、もう夏本番？
うひょ～。アヂアヂ～！ってわけで、ビールとかき氷とスイカとうちわと、ロッキンロール。
そう、梅雨明けライブ「やりました～！」（中日の小田さんふうに）

さて、サイモンさんでは例のごとく、「防音」なんて辞書にはありましぇーんって感じで、入り口ドア開けっぱなしの爆音モレモレの、しかも暑さ寒さも全部引き受けますって感じでライブを行っています。
もちろんエアコン全開なので店内は涼しいんだけど（エコじゃないってことは確かだけど・・・）、オレたちはいつも通り熱のこもったライブをやりました～！（暑苦しいっていうな）
いやいや、涼しめに始まるんだけど、後半のＲ＆Ｒ全開の場面になると、やっぱしドカスカ熱いよね。
お客さんのダンス＆ダンスに煽られて、結局、熱がこもるみたいな。

お客さんも、今回もようけお越しくださいました。
毎度御贔屓ありがとうございます。ペコペコ。

では、早速ですがライブ画像に入ります。

いつもかっちょいいアキラくん。
夏のファッションが、またいいね～。

今回のチハルちゃんは涼しめなスタイル。
ん～、細いし。

いつも熱いギターのこうちゃん。
髪の毛束ねてちょっと涼しめ？

ソロが熱いルパンいっちゃん。
やっぱ熱い。

熱演する暑苦しいリズム隊３人？。
では、恒例のドラムセット君。

まあいつもと同じですがな。
見飽きた？へへへ。。。
だって好きなんだもん。
もういっちょ。

ドラムバカはこれが美しいと思えるのざんす。

ちょいと焦りつつ・・

7月6日（水）
何やかやと、ここんとこ用事に追われる日々でございます。
そう、やたらと用事が毎日ありまして、忙しいのであります。
会社関係じゃなくってさ。
昼間の仕事については最近はだいぶ安定していまして、パニくるようなこともほぼなく、粛々と進めていられます。
ありがたいこっちゃ。助かります。
ついでに、不安定な体調はここしばらく落ち着きを取り戻し、うまいこと薬を使い分けてカユミに対応しているような状況であります。
これもありがたい。
何とか誤魔化しが効くうちはいいんですよね。
こんな歳になって、アトピーじゃないけどカユミに苦しむなんて思ってもいませんでした。

さてと、何が忙しいかといえば、早い話がドンバ関係の用事がけっこう詰まっていて、今夜も浜松にあるスタジオの撤収に行ってきました。
ずっと使っていた専用のスタジオでしたが、バンドメンバーの調整がつかず、全く利用できなくなってしまっていて、結局借用の契約を終えることになりました。
今夜は、違うバンドのリハ予定もあったのですが、どうも今日しかない感じだったので、事前にお断りしました。
ところが、実際にスタジオに行くと長年の蓄積と言いますか、たくさんの撤収品の数々。
結局クルマに入りきらず、また別の日に再び出直し決定。。。

つーことで、今後の予定の数々。
ちょいと気持ちは焦りつつありますが、報告します。
今週金曜日にはSOUL FINGERのサイモンライブ、土曜日はSEXY VOICEでライブ。
日曜日は去年もお手伝いした、音楽会のサポート。
これがハンパない量と質。「キビシ～！！」
そして、来週１５日は「ケンヤワンヤ・・・」ワンマンライブ！
で、１７日には「静岡ケントス」６ステージの激務。
もう一度言わせてもらいます。
「キビシ～！！」

さてさて、画像は何でしょうか？
これは、３日の日曜日に御前崎は「いそかぜ」の社長のご厚意により、ライブ会場のすぐ横にあるジャガイモ畑にて、無料で掘り放題をさせてもらった収穫品であります。
二日酔いで苦しいはずのオヤジでしたが、オレと江口こうちゃんは、頑張って掘りました。
おっと、ギターの山村コウちゃん一家は奥さまとお子たちのみで参加でしたね。
本人二日酔いでダウン。。。
子供たちに経験させてやりたいという思いでしたが、子供たちは思いのほかすぐに飽きてしまって遊びに夢中。
まあそんなもんだけど、オヤジ頑張って掘りました。
まあ、それはそれで楽しかったっす。いい汗かいたしね。
そのあと、みんなで浜岡原子力館に行って、のんびりと遊ばせてもらいました。

無料で遊びもできるし、飲み食いもできるし、大迫力のシアターがまた大人気。

アイス食って大満足。

7月～のライブ予定です
7月8日（金）カフェ・サイモン（浜松）／SOUL FINGER
7月9日（土）バークレー（豊橋）ブルースナイト／SEXY VOICE
7月10日（日）プライベート音楽会ヘルプ（愛知）
7月15日（金）ハウスオブクレイジー（豊橋）／ケンヤワンヤ＆ザ・フォーティファイブ
7月17日（日）ケントス（静岡）／SOUL FINGER
7月30日（土）フレンドシップ（浜松）／SOUL FINGER

7月2日（土）いそかぜ「震災復興チャリティーライブ」／SOUL FINGER

7月2日（土）
震災から津波、そして原発事故と、東日本の復興はまだまだ先が見えない模様ですが、その原発問題のあおりを受けて、稼働を停止した中電浜岡原発のすぐご近所にある、「ロッジングハウスいそかぜ」に行ってまいりました。

大きな鳥居が目印で、その先には浜岡原発が見えます。
個人的意見を言えば、浜岡原発は停める意味があったのでしょうか。
これって菅総理のええかっこしいのためだけに発電を停めただけであって、いったん火のついた原子力ってやつは発電を停めたから安全なわけじゃないのでありまして、それ自体が危険というのなら相変わらず危険なまま電力を生みださないという、ただの非生産的な金食い虫の巨大施設になったというわけです。
これが、自動車業界の休日も変更し、やたら省エネの暗くて蒸し暑い施設ばかりの住みにくい世の中になった、というのが正しい効果？なのでありましょうかねえ。。。
まあ、そんなことは今ではどうでも良くて、そのお膝元で原発停止による不景気に泣かされているはずの「いそかぜ」社長の、「チャリティーライブ」を是非やるんだという熱い心意気に賛同して、我々SOUL FINGERのメンバーも、そしてゲストの江口こうちゃんも、もちろんノーギャラで参加させていただきました。

我らがニッポンを強く愛する社長も、熱く語っておりますねえ。
オレたちメンバーもほんの少しでもお役に立てれれば、嬉しいですもんね。
さて、この日は好天に恵まれ、しかも暑すぎないという感じで野外でのライブにはもってこいの環境でした。

お客さんも、屋外でも屋根の下でも、それぞれが好きな形で楽しんでくださいました。
そんなわけで、ドラムセットの画像でも。
これは見てもらわなくっちゃね。へへへ。。。

つか、いつもとおんなじYAMAHAのバーチカスタム君ですけどね。
小ぶりなんで運搬に楽だし、全てにおいて安定してるし、結局この子をチョイスしちゃうじゃんね。

やたらといじくりたがる悪ガキも。。。

演奏は、まだ日の高いうちからはじめまして、最初は「SOUL FINGER」のステージ、次に「江口こうちゃん」のステージ、そして、最後は「SOUL FINGER」と「江口こうちゃん」の合同ステージとなったわけです。
つか、オレも含めたバックメンは出ずっぱりの汗びっしょりの、健康的なお疲れちゃんライブでしたけどね。

アキラ＆チハルの王道オールディーズステージ

江口こうちゃんのR&Rすてーじ

バックメン汗びっしょり

日も暮れてのアキラ&チハルステージ

ギターのコウちゃんもガンガン行ってます

そしてフィナーレ
楽しかったなあ～。

終わったあとはウチアゲ
我々は合宿気分で泊まりでしたので、風呂に入ってのんびりと、ようけ飲まさしてもらいました。
ってことは。。。
二日酔者続出だもんね。。。

スペンサーシリーズ最終作

2010年1月に永眠した、ロバート・Ｂ・パーカーの大ヒットシリーズの一つで、最大の人気シリーズといえば、スペンサーシリーズ。
その最後の作品を、そろそろ出るかなと、いつもの駅ビルの書店に行って見つけました。
見つけた時の嬉しいような、これが最後なんだという寂しさと残念さの微妙な心持ちというか・・。
いつも、パーカー作品を入手すると、電車の中で我を忘れて読み始めます。
これが至福の時。
でも、これが最後だと思うと、何だか勿体なくって。。。
表紙の絵からオビの文言、中に挟んである新刊書の広告まで、まじまじと眺めちゃってから、深呼吸して本文を読み始めちゃったりしてね。
スペンサーの歴史もここで終止符か、と思うとねえ。