駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

Cyndi Lauper/MENPHIS BLUES

2011年07月12日 | オールドミュージック
最近ハマっていましてね。
案外、つか、とってもいいなと思うのが、このアルバム。
シンディー・ローパーの新譜「メンフィス・ブルース」。
POP界の大御所であるシンディーさんの、いい意味で期待を裏切るアルバムでした。
中身は、かなり本物指向のブルースアルバムで、いい味出しています。
選曲も素晴らしいし、バック演奏も渋さ最高の良質なCDです。
全13曲、贅沢なアレンジと豪華なメンバー陣のいかにもメジャーな作りで、地味なイメージのブルースをじっくり聞かせてもらえます。
シンディーさん、派手なファッションやメイクや高い声域など、すごく派手で我儘そうなイメージがあるんだけれど、とても親日家でおしとやかで、年齢はかなり行ってるのは当然だけど、かなり可愛らしい女性のようです。
先日、NHKの「SONGS」で見て、いきなりファンになってしまったわけであります。
出勤時などのBGMとして聞いていますが、聞けば聞くほどだんだんと気持ちよく、好きになっていくのが分かります。
ブルースって、不思議な魅力があって、その曲を知ると、だんだんと好きになっていくものなんです。
噛めば噛むほどって言う、地味なスルメのイメージですかね。

実はオレ、それほどブルースが好きだっていうわけではありません。
だって、オレはドラマーですもん。
ギタリストなら、話は早いんだけどねえ。
ブルース・ギターとかブルース・ハープとかいうジャンルがありますが、ドラムという楽器としては、所謂ブルース・ドラムというようなジャンルは見出せない分野です。
ドラムはあんまり目立たない分野なんです。
たいてい、ブルースにおけるドラミングというものは地味であり、ヴォーカルやギターなどの盛り立て役に過ぎません。
攻撃的で過激なドラミングでは、どう考えてもブルースには合わないっていうことです。
でも、「守りに入ったドラミング」とは違うんです。
地味で目立たず、他の楽器の引き立て役というドラミングは、パッと見面白みに欠ける嫌いがありますが、そんな中で光るフレーズの数々というものが、隠れた宝石のように散りばめられているんです。
言ってしまえば、そういったブルース界における名ドラマーの個性或いは渋さ、または名人芸なのでありまして、そこをどういうふうに見つけるか、盗むことができるのか、それこそが我々ドラマーの眼力、聴力なのであります。
おっと、何やら難しい方向へ行ってしまっているなあ。
そんなつもりじゃあ。。。

毎月、豊橋のバークレイでは「ブルースナイト」があり、できるだけ参加させてもらっていて、何か新しいものを得ることができたらいいななどと思っているんだけど、音楽的には大抵そんなこともなく、ただ常連のメンバーの皆さんとお酒を飲み、存在を忘れ去られないためというだけのような感じなんですけど。
なんかまた話がへんな方向へ。。。
すませ~ん。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする