保育園地域運営委員会

今夜は、
今年度初めての「保育園地域運営委員会」を開催しました。


「保育園地域運営委員会」という名前では、
ちょっと堅苦しいので、
いままで立ち上げてきた保育園では
「○○保育園を育てる会」という名称で
行ってきました。


学校や公共施設が
「もっと地域に開かれた施設であれ！」と言われていたころ
それでは保育園も・・・・というわけで
市内２３全ての保育園で４～５年かけて立ちあげましょう、と
園長たちは奮闘したのでした。
あれから１０年、
市内の公立保育園の全てに
委員会が設置されました。


区長、民生委員、主任児童委員などの
肩書きのある方ばかりでなく、
竹細工の上手なおじいちゃんや
郷土料理をよく知っているおばちゃんにも委員になっていただき
地元の保育園の子どもたちに
伝統行事を教えていただいたり、
一緒に活動していただいたりしながら、
「地域の子供たちは地域の人の手で育てる」
そんなことを目的とする委員会なのです。


さて、この委員会、
街場のアパートや戸建て住宅ばかりの地域で立ち上げるのは
難しいものがありました。
もともと、その地域に住んでいる人が少なかったり
新興住宅街だから
伝統的な行事や祭りもないし・・・・・

区長さんには、任期限りで辞めるのではなく
オブザーバー的な存在で・・・とお願いし
複数年、委員会に留まっていただくことで
少しずつ、委員会の形が整っていった、という
保育園もありました。



今の保育園は、まさに「地域の保育園」です。
会議での意見も、
今までの保育園とは明らかに違う
「俺たちの保育園」感が漂います。
すごいなあ・・・・と思いながら
意見交換に聞き入っていました。

地域の皆さんに支えられて保育園は存在する、
そんな思いを強くした
今日の「地域運営委員会」でした。