『晴れた日には・・・』

日々の雑感を綴ります。

「お水送り」の寺

2022年11月29日 | 旅行

6月に東大寺二月堂を拝観したとき

広い境内(芝生に覆われた)の隅っこに「若狭井」があって、

3月12日、二月堂で行われる「お水取り(修二会)」では

この若狭井からお香水を汲む、とありました。

 

そのお香水を送る、お水送りの寺「神宮寺」は、

確か以前に拝観したことがあったのですが、

今ほど興味を持っていなかったので、

あまり記憶にありません。

 

福井県小浜市と京都を結ぶ「鯖街道ドライブの旅」を計画したので、

神宮寺拝観と一緒に今回は、

お水送りをする「鵜の瀬」も訪れることにしました。

 

神宮寺境内にある「閼伽井戸」

3月2日、ここで汲んだお香水は、

山伏の皆さんに守られて、

およそ2キロ先(上)にある鵜の瀬まで運ばれ、

川に流されるのだとか。

 

その「お香水」が、

10日後に奈良東大寺二月堂にあるあの「若狭井」に流れ着く、と

信じられていて、1300年もずっと続いているのだそうです。

 

神宮寺は新仏習合のお寺で、檀家、というものがないのだとか。

「お水送り」の大きな儀式は、主に「山伏」の皆さんで取り行われるのですね。

山伏の皆さんが履く下駄が干してありました。

 

神宮寺境内

若狭にも、歴史のある古いお寺がたくさんありました。

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