6月に東大寺二月堂を拝観したとき
広い境内(芝生に覆われた)の隅っこに「若狭井」があって、
3月12日、二月堂で行われる「お水取り(修二会)」では
この若狭井からお香水を汲む、とありました。
そのお香水を送る、お水送りの寺「神宮寺」は、
確か以前に拝観したことがあったのですが、
今ほど興味を持っていなかったので、
あまり記憶にありません。
福井県小浜市と京都を結ぶ「鯖街道ドライブの旅」を計画したので、
神宮寺拝観と一緒に今回は、
お水送りをする「鵜の瀬」も訪れることにしました。
神宮寺境内にある「閼伽井戸」
3月2日、ここで汲んだお香水は、
山伏の皆さんに守られて、
およそ2キロ先(上)にある鵜の瀬まで運ばれ、
川に流されるのだとか。
その「お香水」が、
10日後に奈良東大寺二月堂にあるあの「若狭井」に流れ着く、と
信じられていて、1300年もずっと続いているのだそうです。
神宮寺は新仏習合のお寺で、檀家、というものがないのだとか。
「お水送り」の大きな儀式は、主に「山伏」の皆さんで取り行われるのですね。
山伏の皆さんが履く下駄が干してありました。
神宮寺境内
若狭にも、歴史のある古いお寺がたくさんありました。
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