ひーさんの散歩道

道には、様々な歴史や文化が息づいている。
歴史に触れ風景に感動し忘れていた何かを探したい。

不来方城(盛岡城)

2013年05月02日 15時56分04秒 | 岩手県の散歩道
不来方城の不来方(こずかた)とは
過去記事の三ツ石神社と鬼の手形に記載していますが、要約しますと・・・・

かつてこの地に「羅刹」という鬼がいて、人里を荒らしまわっていた。
困っていた里人達が、三ツ石の神にお祈りをして鬼を捕らえてもらい境内にある巨大な三ツ石に縛り付けました。
この時、鬼が二度とこの地に来ない証として、岩に手形を残した。
「二度と来ない方向」の意味で、一帯に「不来方」の名が付されたと伝えられている。
そして後の「岩手」の地名の由来です。

不来方から盛岡へ
改名は、三戸城下から進出した時の南部藩主がこの名を「心悪しき文字」と忌み嫌ったためと伝えられる。
後に「森ヶ岡」次いで「盛岡」が城下町の名として用いられるまで、当地は「不来方」の名で呼ばれたと伝えられる。これは「永福寺」所在地の裏山が「森ヶ岡」と呼ばれたことに関わると見られる。
永福寺の山号は、現在「宝珠盛岡山」である。






私がここを訪れたのは・・・・

「不来方のお城の草に寝ころびて空に吸われし十五の心」という訳で、少年時代の啄木が学校の窓から逃げ出してきて、文学書、哲学書を読み、白日の夢を結んだこの地の空気を感じるためでした。





 





こうして市内をぶらぶら散歩している頃、カミサンはここで研修中でした。




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2 コメント

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お晩です (雨漏り書斎主人/あーさん)
2013-05-03 00:49:39
羅刹  たしか釈尊の諭され改心した鬼ぢゃなかったかなぁ


anyhow  盛岡にさういふ由来があったとはっ
勉強シタゾッ ♪
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あ~さんへ (ひー)
2013-05-03 11:35:26
復帰しましたか、
そうすれば、三ツ石の神様は「釈尊(釈迦如来)」ということになりますね。
実は、この神社の祭神を記載した物がネット上でも見つかりません。
この鬼は=蝦夷だったかも知れません。
坂上田村麻呂の伝説によく出てくるような話です。
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