東北の土産物の一つに 「こけし」がある。
このこけしは我が家にある『こけし』ですが、向かって左側は、白石の加賀沼さんの
創作こけしです。
玄関に置いていますので日に焼けてしまいました。
右側は、以前の会社を辞める時に記念に頂いたもので、鳴子こけし(伝統こけし)
です。
松田工房の三代目の社長さんの作品です。よく仕事で行ってましたが気さくな方ですよ。
大きさがわかるように隣に缶ビールを置いて見ました。
この『こけし』意外とどの家庭にもあるのではないでしょうか
伝統こけしに限らず、創作こけしをはじめ色々とあります。
こけしの裏を見ると、作者のサインがありますよ。
素朴なこの民芸品(こけし)の発祥には諸説ありますが、表と裏があるのではないでしょうか?
まずは表の話しです。
宮城県のこけしの話しをチョット……
大きく分けて、4系統に分類されます。
遠刈田系(頭部に放射状模様が彩描されている)
弥次郎系(ロクロ模様と胴にくびれがある)
作並系(胴が細い)
鳴子系(頭部に水引手を彩描して頭部を胴にはめ込む。首を回すと 「キュッキュッ」と音がする)
【宮城県の音に指定】
一般には木地屋が湯治場の土産物として考案したとする説が有力です。
鳴子には、湯治にきた、小田原の小物挽きの木地師から技術を教えられ、創始したという伝承もあります。
1862年の鬼首の「高橋長蔵文書」では、『こけふし』と表記され、仙台領内では、4音で発音したようです。
いずれにしても土産や子供の玩具としてのこけしが一般的でしょう。
中には、義経一行が平泉に向かう途中、北の方が「亀若丸」を出産
その赤子をあやす為に弁慶が木でこけしを作ったという話しもあります。
この写真はブロ友のぱるえさんからご提供いただきました。
遠刈田こけし 背景は遠刈田温泉(さんさ亭さん)です
それでは、裏の話しです。
昔、東北地方は、干ばつや飢饉が続けば、生きて行くので精一杯でした。
ここで 『おしん』の一場面を思い出してほしいのです。
おしんの母(泉ピン子)は、妊娠し赤ん坊を産んでも食っていけないから、
食いべらし「食い扶持(くいぶちを減らす)」をする為に川に入り、自ら流産をしようとするシーンです。
米がなければ、生きて行けない…
それで「おしん」のように奉公に出された子供は少なくないでしょう。
実は母も、このドラマを見ながら涙していたようです。
それは、自分が幼いときやはり奉公に出されたそうです。
きっと自分とおしんを重ねて見ていたのでしょう。
つまり、生まれて来る赤子を間引く風習があったのです。
(生まれて来る前に堕胎するか、産婆さんにお願いして消してもらったのです)
こけしの語源、それは『子消し』です。
殺さなくてはいけなかった母親と産婆さんの苦悩は、計り知れないものがあったことでしょう。
そして、木像を作り、冥福を祈ったそうです。
あの形、お地蔵さんにも似ていませんか
このこけしは我が家にある『こけし』ですが、向かって左側は、白石の加賀沼さんの
創作こけしです。
玄関に置いていますので日に焼けてしまいました。
右側は、以前の会社を辞める時に記念に頂いたもので、鳴子こけし(伝統こけし)
です。
松田工房の三代目の社長さんの作品です。よく仕事で行ってましたが気さくな方ですよ。
大きさがわかるように隣に缶ビールを置いて見ました。
この『こけし』意外とどの家庭にもあるのではないでしょうか
伝統こけしに限らず、創作こけしをはじめ色々とあります。
こけしの裏を見ると、作者のサインがありますよ。
素朴なこの民芸品(こけし)の発祥には諸説ありますが、表と裏があるのではないでしょうか?
まずは表の話しです。
宮城県のこけしの話しをチョット……
大きく分けて、4系統に分類されます。
遠刈田系(頭部に放射状模様が彩描されている)
弥次郎系(ロクロ模様と胴にくびれがある)
作並系(胴が細い)
鳴子系(頭部に水引手を彩描して頭部を胴にはめ込む。首を回すと 「キュッキュッ」と音がする)
【宮城県の音に指定】
一般には木地屋が湯治場の土産物として考案したとする説が有力です。
鳴子には、湯治にきた、小田原の小物挽きの木地師から技術を教えられ、創始したという伝承もあります。
1862年の鬼首の「高橋長蔵文書」では、『こけふし』と表記され、仙台領内では、4音で発音したようです。
いずれにしても土産や子供の玩具としてのこけしが一般的でしょう。
中には、義経一行が平泉に向かう途中、北の方が「亀若丸」を出産
その赤子をあやす為に弁慶が木でこけしを作ったという話しもあります。
この写真はブロ友のぱるえさんからご提供いただきました。
遠刈田こけし 背景は遠刈田温泉(さんさ亭さん)です
それでは、裏の話しです。
昔、東北地方は、干ばつや飢饉が続けば、生きて行くので精一杯でした。
ここで 『おしん』の一場面を思い出してほしいのです。
おしんの母(泉ピン子)は、妊娠し赤ん坊を産んでも食っていけないから、
食いべらし「食い扶持(くいぶちを減らす)」をする為に川に入り、自ら流産をしようとするシーンです。
米がなければ、生きて行けない…
それで「おしん」のように奉公に出された子供は少なくないでしょう。
実は母も、このドラマを見ながら涙していたようです。
それは、自分が幼いときやはり奉公に出されたそうです。
きっと自分とおしんを重ねて見ていたのでしょう。
つまり、生まれて来る赤子を間引く風習があったのです。
(生まれて来る前に堕胎するか、産婆さんにお願いして消してもらったのです)
こけしの語源、それは『子消し』です。
殺さなくてはいけなかった母親と産婆さんの苦悩は、計り知れないものがあったことでしょう。
そして、木像を作り、冥福を祈ったそうです。
あの形、お地蔵さんにも似ていませんか
白石に「子捨て橋」って橋がありませんでしたっけ?
今は名前が変わったような気がしますが…
意味も分からなかった子供の頃
友達の家に遊びにいくとこけしがいっぱいあって、ちょっと怖かったです
語源は別としても、そんな時代があって、産婆さんが、生まれた子供を・・事実でしょう。
それで、産婆さんは、自分の両手を憎くみ自ら切り落として・・・
その姿がこけしのように・・・
だから、こけしには、手がないのです。
コメント入れるの~ためらいました
食料危機~飽食の時代~
複雑ですね
それにしても、ひーさんのご母堂の時代にも、奉公ってあったんですね。
”子消し”という言葉に衝撃。
○○こけし会館?というのがあったような記憶が・・・
こけし こけし ・・・何度も唱えてみましたが 「子消し」には繋がらなかったなぁ
数年前に“イメージが悪い”って事で『白鳥橋』に名前が変わったそうです
ショックですけれど
教わって良かったです~
こけしとお地蔵さまが
つながって~東北の見方も
変わってくるようです (^^)
ひーさん もう分かってくださるような?
大変だったのでは?
祖母は当然亡くなってますが、リヤカーに野菜を積んで行商もしたようです。
当時の家が、港の開拓で無くなり、母にすれば自分のふるさとが無くなってしまったのです。
当時を思い出して、絵を描きプレゼントしました。だから茅葺の家に僕は惹かれるのかと?