鎮座地:宮城県黒川郡大和町吉田字麓71
主祭神:大山祇神、保食神、大歳神、大國主神、事代主神、竈神(奥津彦神、奥津比売神)
由 緒:創建については詳でないが続日本記に桓武天皇の延暦9年(790)11月25日に官社に進められた。
又仁明天皇の嘉祥3年(850)12月即位の恩典により昇叙の事あり、続日本記、続いて醍醐天皇の「延喜式神名帳」に陸奥國黒川郡四座の一に登載された。
社名の示す如く社の傍に高十余丈の巨石の基に神社が祀られ古代の信仰の姿を示している。
又、本殿の前には坂上田村麿将軍が蝦夷平定の奉賽に植えたと伝へる周囲5mほどの老杉が空をついている。
江戸期には岩上大明神と称されていたが明治5年1月村社に列すと、旧来の石神山精神社と名称を改めた。
明治42年5月27日高田村字要害の運難神社、吉田村字山神に鎮座する山神社の両社を合祀する。
延暦10年坂上田村麻呂は征夷大将軍に任命されています。
麓城跡の表記が見えますね。
この横を入って行きます。
参道横には石碑や石仏が・・・
全体が苔むしています。 式内社ですが参拝の方は少ないようですね。
狛犬ははカッコイイですね。風格やオリジナルであることがいいですね。
拝殿の縁の下に・・・・
樹木で見にくいですが、大きな岩の壁面が見えます。
これはほとんどが馬頭観音でした。
そう言えば友人の神社も大歳神、大国主、釜神も祀っています。主祭神が天照大神、豊受大神だから大変珍しいです。東北の御伊勢様と呼ばれるのも判ります。
このままにしているのはもったいないように思います。
巨石信仰から始まったのでしょう。
祭神もこの組み合わせは珍しいというか、多いというか?
一通りそろっていますね。
今までには無かった祭神の組み合わせです。
苔むして雰囲気は自分的にはいいのですが、やはり参拝者や氏子がいないのでしょうか?