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日々乃家日誌 まにまに・てい子の日々の発見

母まにまにが娘てい子と始めた、日々の発見を綴るブログです。

リスを逃しに

2020年07月09日 | 日記
足の向くまま森に来た。

不思議な音がするので木を見あげたら、リスが小さな手で実を持って食べている。

まだ春の若い子なのか少し油断している近さ。

昔飼っていたリスの名前でちょっと呼んでみる。

リスたちはみんなとてもよく似ていて、どの子もみんなあのこに見える。

リスは少しだけ離れてまた実を食べる。

死んだ子は私の胸に眠っているけれど、そうだ、どうせなら森に帰ればいい。

木の上の子と実を食べて跳ねて暮らせばいい。

寂しくなったらいつでも帰ってくればいいし。

いもしないリスを森に返して帰ってきた。

少し軽い胸を涼しい風が通り抜けていった。











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風呂敷

2020年07月08日 | lesson

「どうしてなんだろう」と思ったら


あるいはそんな気配があったら


即座に丁寧に包みかえる


「ああそうなんだな」と


ほんの少し角をひっぱって形を整えるだけで


抱きやすく食べやすく持ちやすくなる


どうしてなのか、この角度からは見えなくても


ちゃんとそれなりの事情はあるのだから


自分にも他にももっとやさしくした方がいい


そこを押し退け続けていたら


お話は始まらないから






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初蝉

2020年07月07日 | 日記
昨日

試すように

セミが鳴き始めた




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ラッキーな私

2020年07月06日 | 新しい日々

仕事がないので家にいます。


たぶん当分ないと思う。


新しい仕事を探すか、つなぎのバイトをするか、全然違うことを始めるか、なんでもできる。


そもそも普段から会社員ではないのでバカンスと思うこともできるし、失業中と思うこともできる。


あるいはそれすら、思わないこともできる。


考えかたによってどうとでもなる。


失業中なら額にしわ寄せて悩まないといけないし、おやすみ中なら笑いながらおさんぽできる。


仕事を探す。生活をする。

自分を整えながら猫のように暮らす。


生きている限り。







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猫と羽衣

2020年07月06日 | 日記

あのさ、猫を蹴る坊さんってひどくない?


あの歌がぐるぐるして許せない気持ちになり、キッチンから子どもに声をかけた。


なにそれ?


毬を蹴りたくなって毬がないからって袋に猫入れて蹴っちゃだめでしょう?

蹴るたびニャンとなくって、どうなの?

だめでしょう?


あー、昔の歌にあるんだよね。

ひどいね。


「許せない」連想で天女に対する迷惑行為にも腹が立ってきた。


服を返さないってなんなの?

帰宅手段でもあるのに、隠して結婚しろってひどくない?


ぷんぷん怒ってから我に返って笑った。


怒りたい気持ちがあったのかしら?






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