歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

探偵と士業

2011-11-17 10:26:08 | 日記
 弁護士、司法書士、行政書士のような我々士業には、職権で他人の戸籍・住民票を取得することができます。行政書士の場合、行政書士会に行くと職務請求書という用紙が売っています。もちろん、資格者でなければ買えません。その職務請求書に必要事項を記入し、役所に提出すれば、他人の戸籍・住民票が取得できるのです。
 しかしそれは正当な業務を遂行する場合に限られます。例えば、遺産分割協議書を作成する場合、戸籍を取得し相続人が誰かを確定しなければなりません。また、風俗営業の許可申請書には、お店の責任者の住民票を添付しなければなりません。そういった取得理由が正当な理由です。
 探偵の中には、大金をつんでも職務請求書がほしいという業者もいるようです。しかし探偵に渡すためというのは、正当な理由ではありません。
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