歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

業界の動向について

2016-01-13 10:20:52 | 日記
会社を飛躍的に伸ばすにはどうすればいいのか。
それは業界の動向にアンテナをはることだと思うのです。

近江国(滋賀県)の浪人の子として生まれた石田三成。
彼は少年の頃から寺に入った。
身分の低い者が出世するには、お坊さんになるのが、早道だったからだ。
この地方の領主は、織田信長の家臣である羽柴秀吉であった。

秀吉はしきりに鷹狩を行った。
これは名目で、領内のマーケティングを行っていたのだ。

ある日、狩りで非常に喉が渇いた。
近くの寺に入っていき、掃き掃除をしていた小坊主(三成)を見つけた。
「おい、小坊主、悪いが茶をくれ」
小坊主は「ハイ」と返事をし、奥に入っていった。

大きめのドンブリを持ってきて、どうぞと言う。
口をつけるとぬるい茶がいっぱい入っている。
「もう一杯」と頼むと、今度は茶碗を持ってきた。
さっきより、やや熱い茶が入っていた。
「もう一杯」と頼むと、小さな茶碗を持ってきた。
今度は少量の熱い茶が入っていた。
小坊主は秀吉をご領主様と知っており、巧みに温度を調整したのだった。

城に戻った秀吉は「あの茶坊主を家来にしたい」と申し入れた。

この頃、信長の政治方針が、大きく転換しようとしていた。
武士が鎌倉時代から持っていた価値観は、「一生懸命」という「土地至上主義」だ。
しかし狭い日本では、やがて土地に限界がくる。
その土地の代わりとなる新しい価値観を模索していたのだ。
そのころ信長は、千利休の影響を受け、「土地に代わる新しい価値観は文化だ」と悟ったのだ。

そのためには、合戦一筋の家臣ではなく、
平和感覚を持つ新しいタイプの部下が必要だと感じたのだ。

小坊主である三成は、そういった時代の変化をいち早く察知していたのだ。

皆さんの会社も同じなのです。
業界の動向に目を光らせることで、飛躍すること間違いないのです。




~中小企業の法務担当~
社会保険労務士・行政書士 関 口 英 樹
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