歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

コロナの助成金

2020-04-26 18:10:53 | 歴史に学ぶ人事経営論
この厳しい時期をチャンスととらえ、新たなビジネスを模索している会社があります。

とあるタクシー会社
お使い代行業務を開始。
外出自粛している方をターゲットに、買い物代行という新たなビジネスを開始する。

とある和紙メーカー
和紙を素材にしたマスクの製造販売を開始。
需要と供給が一致した新たなビジネスなのです。

とあるサラリーマン
会社が休業となったことを受け、副業が認められるようになる。そこで、シラス漁師の求人に応募し採用される。
最も大切な食に関わる職業に就くことで、新たな人生を切り開くことができた。

私関口は、ウイルス以上に経済危機を危惧しています。
地球に再び氷河期が訪れたという危機感を持つべきなのです。
「そのうち、コロナの影響は去るだろう」「政府が支援してくれる」などと思っている会社は、氷河期に絶滅した恐竜と同じなのです。
氷河期に生き残るべく、温かい毛皮を蓄え、時勢に適応し進化していった哺乳類が、地球の覇者となったのです。

それと同様、この時期に試行錯誤していく会社が生き残り、そうでない会社は、淘汰されていくでしょう。
「それはその業種だからできたのだ」「うちの会社はできない」
そんな言い訳をしたところで、絶体絶命のピンチになった8時45分に、印籠を手にした黄門様は表れません。

政府の助成金を指をくわえて待っているような会社は、滅びゆく恐竜と同じであるという危機意識を持ってほしいのです。
逆に、この時期だからこその新たなビジネスを試行錯誤している会社は、氷河期をたくましく生き抜いた哺乳類のごとく、今後も繁栄し続けるはずなのです。

ダーウィンの進化論によると、強い者が生き残るのではなく、環境に適応した者が生き残るのです。
今こそ、旧態依然の体質を変える改革・革新のチャンスなのです。


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段取りの件

2020-04-26 12:13:00 | 歴史に学ぶ人事経営論
天下分け目の関ケ原の合戦を前に、徳川家康は、裏工作を図るべく、召し抱えている山岡道阿弥を呼んだ。
彼は甲賀忍者であり、後に幕府創業の功臣となる人物だ。
「今のところ、敵方である西軍のほうが優勢である。西軍の武将を、我が東軍に寝返らせたいと思う。今こそ、甲賀忍者の力を結集し、寝返り工作を行ってほしいのだが、どうじゃ?」
「はい、我が家臣を、西軍の武将小早川秀秋と脇坂安治に仕官させております。そこから西軍の内情を探ってみます。」
「期待しておるぞ。」
「承知。」
道阿弥は、小早川家に仕官させている部下(スパイ)から、貴重な情報を得た。
「そもそも、秀秋は戦いに乗り気ではなく、家康と戦うことを迷っているようです。」
「小早川は、押せば寝返る。しかしながら、この工作の成否は、合戦の行方を大きく左右する。それゆえ、慎重に行わなければならない。」
そう考えた道阿弥は、熱を入れて寝返り工作を行う。
かくして、合戦当日、小早川秀秋の裏切りにより、西軍は総崩れとなった。
この裏切りこそが、戦国乱世に終止符を打ったといっても過言ではない。
まさに、歴史を変えた裏工作だ。
現代の会社経営においても、裏工作とまではいかないが、段取りは重要ではないだろうか。

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