歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

経営者の補佐役について

2021-09-21 09:46:54 | 歴史に学ぶ人事経営論
蜂須賀小六は、木曽川流域で輸送船の護送など、舟運に関わっていた豪族である。

ある時、織田信長の家来である木下藤吉郎(後の秀吉)と藤吉郎の弟である秀長が、小六のもとを訪ねた。秀長は、秀吉の弟であり右腕でもある、後の名補佐役だ。

「主人信長様は、近く美濃を攻略します。そこで、戦略上、重要な拠点である墨俣(すのまた)に城を築きたいのです。
しかし墨俣は、木曽川と長良川の合流地点で大湿地帯のため、築城は困難を極めます。
ついては、地域に明るく建築の技術をお持ちの蜂須賀殿に、築城をお願いしたいのです。」

藤吉郎らは、パーツとして組み立てた材木を上流から流し、墨俣で組み立てることで、短期間で城を完成させる方法を提案。
今でいうプレハブ工法だ。
「木曽川と長良川は、流れが荒いのです。その工法は危険を伴うゆえ、お請けできかねます。」

社交的で口がうまい藤吉郎に対し、口下手ながら、誠心誠意、説得する秀長。

秀長の熱意に押された小六は、築城を請け負う決意をする。
かくして歴史に名高い「一夜城」はみごとに完成したのだ。
その後も信長にその能力を認められた秀吉は、異例の出世を果たす。

農民の子から天下人にのし上がってきた秀吉の隣には、常に名補佐役である秀長があったのだ。

名君の隣には、名補佐役あり。現代のビジネスでも、また、しかりではないだろうか。


~中小企業の人事・法務担当~
関口総合法務事務所 社会保険労務士・行政書士
ALPHA FOLKS株式会社 代表取締役
関口 英樹

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