歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

幹部登用法について

2016-03-29 09:24:06 | 日記
徳川七代将軍家継は、わずかな在任期間で死んでしまったため、
江戸城では、後継者を選ぶ会議が行われていた。
かなりもめた末、吉宗が選任された。

吉宗は徳川御三家の一つ紀伊藩主であり、体が大きく、武術・狩りなど武芸に長けた殿さまであった。
着物や食事は質素で、家臣にも、質素倹約を求めた。
学問も重んじ、産業振興に熱心で、和歌・小説など遊興を嫌った。

いよいよ吉宗が江戸城に入場し、老中全員を集め、こう言った。
「わしは今まで紀代の地方行政に携わってきたが、国政には無知だ。そこで基礎的なことを教えてもらいたい。この国(日本)の総人口、その男女別、
江戸城の勤務者の内訳、今日欠席している者の数と理由、幕府の今年度の予算、商人からの借入状態と返済の状況。ざっと、こんなところだ。誰でもいい。分かる者は教えてくれ」

集められた者、皆あきれ返った。
「そんなもの下っ端役人のやることだ。なんというセコい上様だろう」
誰もが嘲笑の色を浮かべ、吉宗を見返した。

しかしたった一人、答えられた者がいたのだ。
水野忠之である。
忠之は、すべての数字を暗記しており、吉宗のすべての質問に答えた。
吉宗は黙って聞いていたが、終わると満足そうにうなずいた。
「さすがだ。おぬしに老中兼勝手掛(首相と財務大臣)をやってもらう」
と告げた。


皆さんの会社では、どのような幹部登用法をしてますか?
ぜひぜひ教えて下さい。

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