
真っ白な紙に線を書き、色をつけていく。
勇気を要します。
すでに描かれた絵を修正する。
どちらが面白いですか。
無責任であれば、真っ白なほうが良いのです。
楽しいのです。
プロジェクトエンジニアリングの世界では、
プロジェクトエンジニアーは育つけど、
プログラムエンジニアーはなかなか育たないと言われます。
指示する側とされる側の違いではないのです。
新しい考え方を作ると言っても良いかもしれません。
今までにない手法を考え採りいれていくのが、
プログラムエンジニアーです。
苦悩の連続です。
一杯分析しなければなりません。一杯経験しなければなりません。
始めは思い付きでも良いのです。
普遍性(責任)が求められるようになると、とたん苦しくなります。
言われたことを実行するのは、練習すればできます。
多くの顧客は、出来上がったものにクレームをつけます。
それでは、もう遅いのです。
在るものを直すことは、容易とも言えます。
つぎはぎが見えなくなるように工夫をします。
そうではなく、一筆で仕上げてしまう勇気がいるのです。
プログラムエンジニアーは、何か変だぞと思うのがきっかけです。
これまでの手法を切り捨てる勇気が求められます。
広い視野の持ち主でないといけません。
今までにないものと言っても、他の産業や芸術文化では
すでに行われている手法をヒントにしても良いのです。
比較的、若い人がプログラムエンジニアーに向いていると言われます。
頭が柔軟で、チャレンジ精神が旺盛だからでしょうか。
これまでの世界を破壊できるエネルギーがあるからでしょうか。
そうであるはずなのに、若い人は意外と慣らされています。
尖った人が少なくなっているようです。情報に溢れているからでしょうか。
損得の基準が、お金だからでしょうか。
それとも、価値基準が理解できないほどの速度と広がりをもっているのでしょうか。
私は、やってみれば良いじゃないかと思います。
簡単なことから、自分のオリジナリティーを出していけば良いと思います。
極めることもプログラムエンジニアーの一つです。
挑戦もプログラムエンジニアーのとっかかりです。
私は、生涯プロジェクトエンジニアーです。
少しだけプログラムエンジニアーになりたいと思っています。
だから、いつも真新しい紙にものを書いていきたいのです。
自分への戒めとします。
2014年11月20日