昨日行われた日本プロゴルフ選手権で、
2位につけていた谷原選手は、ラフから池越えのグリーンまでのアイアンショットを
選択しませんでした。悩んだ末に、池の前におくショットを選択しました。
解説の加瀬秀樹さんは、これで良かったとコメントを残されました。
経済評論家の勝間和代さんは、ゴルフを始めて1年でスコア100を切られました。
バンカーでグリーンまでの土手に向かわずに後ろに出すことをされるそうです。
徹底してスコアメーキングされるそうです。
一昨日観た、武豊騎手のインタビューでは、
なかなか真髄を語られない武さんが、
どうしてこれを試さなかった、無難な乗り方をしてしまったのか悔いることがあると
言われていました。
今日のテーマ「難しいを選択 Part2」では、少し自説をたどってみたいと思います。
谷原さんの挑戦を見たかった人は、テレビの前でも多くいたのではないでしょうか。
アメリカでは、きっとブーイングでしょう。
お前は、なぜ挑戦しない。
難しい選択です。
物事には、うまくいかなかったことも想定しておかなければなりません。
自分にも挑戦ができるチャンスが来るまで、じっと待つことも重要なことです。
谷原さんは、挑戦していたら出来たかもしれない。
誰も責めることはできません。
プロの選手の選択です。
難しいを選択する人に共通して言えることは、天才ではないということです。
挑戦の積み重ねの結果が、天才に見えるだけです。
挑戦して初めて、どうして上手く行かなかったか解ります。
考え方が甘かったのか、技量が足りなかったのか。
挑戦するだけの心の余裕があった。
ここで挑戦しないで失敗するより、単に挑戦することを選択する。
私は、思います。
挑戦する人は、練習でシミュレーションで既に挑戦しているから、
本番でもやるのだと考えます。
練習の時から、漫然とするのではなく、
人(師匠、コーチ)から言われたことをするのではなく、
自分で考えているのだと思います。
そして、挑戦を楽しんでいる。
挑戦できる自分に、これしかないと言い聞かせているのだと思います。
だから、落ち着いて最善の挑戦ができる。
挑戦する自分を冷ややかに分析できるのです。
若い人が挑戦しないのをみることがあります。
自ら壁を作っているようにも思います。
この地域の商工会青年部が、キャンドルナイトの試みをしました。
私が感心したのは、誰一人として、
「そんなこと無理だよ」と言わなかったことでした。
こなすために、何ができるかを短時間のうちに、積み重ねていました。
ベクトルの軸は、狭く強かった。
毎日が大切です。
毎日自分が出来ることを精一杯やるから、足りないものが見えてくる。
「これを片付けたら、考えよう」では、そのうち忘れてしまう。
常に高みを見る。
かと言って、弦を引きっぱなしでは伸び切ってしまいます。
緩めてやらなければならない。油もくれてやらなければならない。
「難しいを選択」は永遠のテーマです。
これからも何度も挑戦することでしょう。
渡れると 猿が飛びつく 枝が折れ
2016年6月6日
2016年5月14日投稿記事「難しいを選択」を参照してください。
2015年6月24日投稿記事「前に進もうとする力」も参照してください。