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絵のタイトルは、「またね、お元気で」
こうして、多くの友人たちと出会い別れて来た。
一期一会の連続である。
今日のタイトルは、「料理はエンディングストーリー」です。
食材を見て、食べたいものを想像する。
妻が畑に出かけた。
朝の料理は自分がやることになった。
冷蔵庫の中身のチェックから始まる。
はやと瓜が大量にあった。
他の野菜も多い。
ゴーヤ、かぼちゃ、玉ねぎ、人参と青菜(広島菜ほどに大きくなった小松菜)があった。
スープとチャーハンを作ることにした。
はやと瓜を半分に切り種の部分を外す。
スープはコンソメ味にした。
玉ねぎを外した野菜全部を入れる。酒と塩を足して味を整える。味見は三回。
ゴーヤの苦みを緩和したいと、酒と生姜を入れる。
かぼちゃと小松菜を外した野菜を炒め始める。
玉ねぎに色がついたころ、辛子味噌を酒で溶きながら、蒸しあげる。
小松菜の茎と葉を順に入れさらに炒める。
電子レンジで温めたご飯を入れ、混ぜ合わせる。
混ざったころ、卵を入れる。卵に火が通ると火を止める。卵をふんわりと仕上げるつもりである。
味身は二回。塩を足し醤油をひと回しする。
料理をするとき、材料は何があって、何を作るかとイメージする。
最終的な味付けをどうするか決める。きっと、こんな味になるだろう。
二人で食べる量はこのくらい。いつ頃食べると予想し、火を入れる。
朝は、温かい料理が食べたい。
出来上がると、畑まで妻を呼びに行く。
忙しいらしいので、チャーハンが出来上がったフライパンに蓋をし、スープを弱火で保温する。
その間に、洗濯である。
カフェのおまかせ料理は、メニュー作りから始める。
来る人の人数や持って来られる酒を予想する。
ビール、日本酒、焼酎と色々である。
飲まない人の割合を予想する。
酒の付け出し(サラダなど)から、お腹を膨らませるものを早めに出す。
嗜好を変えてメイン料理に進む。
お腹が落ち着いたころの酒の追加の付け出しを出す。
食べられるかなと、少し濃い味のもの(ピザとか)を出す。
仕上げは、コーヒーとデザート(パンもある)を出す。
料理の減り具合を見はからって、次の皿を出していく。
シンクは狭いので、手が空く数分で洗い物をする。余った食材を冷蔵庫に返す。
手狭にならぬよう、洗い物を拭き元の場所に保管する。
わずか二時間の饗宴である。
料理をしながら、出しながら少しの合間、話をする。
お客さんの満足を思い描いて料理を作る。
プロジェクトでも同じこと。
営業の時から、エンディングストーリーを描いてお客さんに見せる。
仕上がりをチェックして、お客さんが使い始める頃には、次のプロジェクトが始まっている。
こうして生きてきた。仕事は変わっても段取りはいつも一緒のような気がする。
街灯 飲んで笑って 送り出す
2019年10月27日