
あのウエストがたまらんな。絵のタイトルです。
見方によっては、そうかもしれない。
だけど、ほとんど病気のような気もします。
今日のテーマは、「人々の動き」です。
無責任な揶揄中傷でへこんでいる人たちに捧げたい。
かつてのアイドルのこだわりが奇行に見えるとかで、バッシングに会う。
仕事以外のことで注目を浴びる。人間性とか付き合いとかが暴露される。
きっと、繊細な表情を求められる職業なのでしょう。
スポーツ選手になると、少し話は変わってくる。
豪放磊落な選手の奇行は、むしろ「よし」とされる。
ヨーロッパで新技術を紹介する旅をした。
日本企業のエリート達の動向はさまざまでした。
移動の車の中で、会社の人事と待遇について情報交換されていました。
新技術の習得より出世街道のほうに興味があると見た。
緩い海外研修の道を歩んでおられた。帰ればマイスターとでも言われるのだろうか。
工場で提案し、提案した内容を本社で相談に乗りました。
一方、会社からの援助が少ない会社のエリートたちは、貪欲でした。
自費覚悟で歩き回る姿は、少し可哀そうでもありました。
このグループの将来は、平たんではないが意気込みを感じました。
新技術取り込みの動きは早かった。
プロジェクトを一緒にやりましたが、金銭的にも工期的にも厳しかった。
なにしろ、会社に余裕の金がないのですから。
会社には、様々な人がいる。
あの人についていきたい。あの人は、大いに変人である。
仕事はできるが、私生活に誇れるものは見当たらない。
そんな奇人でも、家族はその人のファンである。
「大いにやりなはれ」と後押しをする。
仕事ができれば私生活は問題にされない。
こんなことは、昔の話になった。
かつて勤めていた会社に心酔する人がいた。
突然会社に来なくなった。私は心配してその方のアパートを訪ねた。
見たものは、酒におぼれ髭の生えた女性と戯れていた。
訪ねることを許可してくれた上司に、胸のうちを明かした。
上司は、ほほ笑んだだけで批判はしなかった。
私は、多くの奇人たちと会うことができた。
どの方も仕事に誇りを持っておられた。
しかし、出世街道からは遠かった。
出世する方にも、大いに気苦労はあろうと思う。
心血をそそぐところが違うだけである。
人生は、会社を終えたときに新たな章が始まる。
私の知っている限り、奇人たちはしたたかで、生き生きとして見える。
遊んでね 言葉が違うと 弾かれて
2019年12月5日