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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

人々の動き

2019-12-05 06:50:36 | プロジェクトエンジニアー

あのウエストがたまらんな。絵のタイトルです。
見方によっては、そうかもしれない。
だけど、ほとんど病気のような気もします。


今日のテーマは、「人々の動き」です。
無責任な揶揄中傷でへこんでいる人たちに捧げたい。

かつてのアイドルのこだわりが奇行に見えるとかで、バッシングに会う。
仕事以外のことで注目を浴びる。人間性とか付き合いとかが暴露される。
きっと、繊細な表情を求められる職業なのでしょう。
スポーツ選手になると、少し話は変わってくる。
豪放磊落な選手の奇行は、むしろ「よし」とされる。

ヨーロッパで新技術を紹介する旅をした。
日本企業のエリート達の動向はさまざまでした。
移動の車の中で、会社の人事と待遇について情報交換されていました。
新技術の習得より出世街道のほうに興味があると見た。
緩い海外研修の道を歩んでおられた。帰ればマイスターとでも言われるのだろうか。
工場で提案し、提案した内容を本社で相談に乗りました。

一方、会社からの援助が少ない会社のエリートたちは、貪欲でした。
自費覚悟で歩き回る姿は、少し可哀そうでもありました。
このグループの将来は、平たんではないが意気込みを感じました。
新技術取り込みの動きは早かった。
プロジェクトを一緒にやりましたが、金銭的にも工期的にも厳しかった。
なにしろ、会社に余裕の金がないのですから。

会社には、様々な人がいる。
あの人についていきたい。あの人は、大いに変人である。
仕事はできるが、私生活に誇れるものは見当たらない。
そんな奇人でも、家族はその人のファンである。
「大いにやりなはれ」と後押しをする。

仕事ができれば私生活は問題にされない。
こんなことは、昔の話になった。
かつて勤めていた会社に心酔する人がいた。
突然会社に来なくなった。私は心配してその方のアパートを訪ねた。
見たものは、酒におぼれ髭の生えた女性と戯れていた。
訪ねることを許可してくれた上司に、胸のうちを明かした。
上司は、ほほ笑んだだけで批判はしなかった。

私は、多くの奇人たちと会うことができた。
どの方も仕事に誇りを持っておられた。
しかし、出世街道からは遠かった。
出世する方にも、大いに気苦労はあろうと思う。
心血をそそぐところが違うだけである。
人生は、会社を終えたときに新たな章が始まる。
私の知っている限り、奇人たちはしたたかで、生き生きとして見える。

遊んでね 言葉が違うと 弾かれて

2019年12月5日
コメント
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