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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

家を継ぐ

2019-12-06 10:25:38 | よもやま話

恩師夫妻の似顔絵です。
もう一枚は、故郷の山から見た風景です。


私には、兄が三人いる。上と下の兄は、亡くなった。
真ん中の兄でさえ、もう70歳を超えている。

今日のテーマは、「家を継ぐ」です。
再婚どうしの長兄夫婦には子供はいない。
長兄が亡くなったのは、この夏のこと。
長兄が亡くなる前は、家を継ぐ気満々だった次兄であった。
この兄が、家を継ぐことを躊躇した。
家を継ぐと言うことは、先祖代々の墓守にもなることです。

息子に相談をした。
家を継ぐことになるかもしれない。
お前は、私のあと家を継ぐことができるか。
家を継ぐことは、どういうことか息子に説明した。
息子は解ったと言ったが、どうだろう。

どこに住んでもよい。
自分が建てた家を出た時から、覚悟した浮き草人生である。
終の棲み処探しの途中である。
頼りにしていた次兄が降りたら、自分がやるしかない。
(ここで、中断。風呂に入り朝ごはんをたべました。)

こんな田舎嫌だ。と東京の大学に入りました。
良かったのか、悪かったのか。
どちらとも言える。
毎日、坂を上って下りての生活でした。
海の近くに住みたかった。途方もない段々畑の中腹に家はありました。
時が経ち、私には夢ができました。

稲や麦で描いた地上絵のことです。
ドローンとか上の方からしか分からない地上絵です。
段々畑に花で描いた地上絵を出現させたい。
毎日、広島へ通う皆さんに海上から見て欲しい。
花が咲いたら、その花を一輪ずつ摘んで持ち帰ってほしい。
私は、葉を育て増える球根で、生活したい。
やぎを飼い、耕作放棄地の草を食わせたい。牧草も畜舎も不要です。
増え続ける猪の駆除は、友人に任せます。
私は、お花畑の周りにおおかみの小便を撒きたい。
猪がお花畑に入らぬ工夫です。
お花畑の真ん中に無料(あるいは安い)の露天風呂を造りたい。
昔、ほいと(広島では乞食のことをいう)が温泉で食べ物を洗ったから、温泉が冷めたと聞きました。
掘ったら温泉が出るかもしれない。
出なくてもよい。バイオエネルギーで沢の水を沸かせばよい。
足立美術館で見た借景の真似事もしてみたい。
荒れ行く島の山を借景にしたお花畑も面白い。

浮草人生には夢がある。
どこに住もうと夢が持てる。
どこまでできるかは、その人次第です。

浮草は 去る者追わず 来る拒まず

2019年12月6日

(あとがき)
この度の旅行で亡くなった恩師の家を訪ねた。
土産のりんごは渡せなかった。留守であったから。
ご高齢の奥様は、子どものところへ行かれたものと思った。
その奥様から車エビが届いた。
住所は、恩師の家のものだった。
頑張っているんだなと安心した。
(筆者)
コメント
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