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自画像に凝った時期がありました。
タイトルは。「ありし日」です。
これじゃ、死神だって近寄らない。
今日のテーマは、「優しいを貯金」です。
「街録」という番組を観た。
誰にも、人に話せない心の愁いと彷彿がある。
優しい言葉を掛けられるのは、日々のこと。
日々、心身ともに健康に生きてこそできることです。
貯めてできるものではない。
今では利息もつかないから、気づくことができないほど些細な声掛けです。
しかし、感動は一瞬でおこるもの。
あの言葉が無かったら、今の人生は考えられないほど優しい言葉に出会ってきました。
心酔する大学の先輩の語録を取ってきた。
今は、その語録もどこに行ったのか行方不明です。
「あの言葉」を覚えている人もいるでしょう。
何かの拍子に思い出される言葉です。
だから、忘れてよいのです。
潜在貯金とでも言いましょうか。
苦しい時に、落ち込みそうなときに、どん底を見たように思った時、蘇る言葉です。
私達は、「優しいを貯金」しています。
血となり小便となったものもあるでしょう。
それだけ役立ったのです。
あなたの体を通り抜けた言葉が役に立ったのです。
誰も、我のためと苦い薬を飲んできたわけじゃない。
人が話すべてでもない。
ほんのキーワードに触れただけです。
それでも、引き金のように涙が溢れてきた。
言葉の主の生きざまがそうさせるのです。
子供は、親の本当の姿を知らぬものです。
子供の時は気づかなかった。
人の親になり、年を重ねるごとに浸みてくる。
やっと、親の真剣さに気づくのです。
私は、多くの優しい言葉に救われた。
ほわっと、今でも温かくしてくれる。
また、生きてみようかと勇気をくれる。
「優しいを貯金」は出来ぬものです。
するっと手からこぼれ落ちます。
貯金なんてやめて、ばらまきなはれ。
優しいをばらまくのです。
歳をとるごとに、表情がなくなる私達です。
口角をあげて、目じりを下げて優しく微笑みましょう。
それから、言葉を発するのです。
ああーでも、うーでもよい。
感じるのは、あなたの周りの人です。
あなたが、心地よくなってどうする。
でも、そうなるかもね。
いや、周りがあなたに優しくしてくれますよ。きっと。
「優しいを貯金」でした。
利息なし 儲けなしとて 笑わんか
2019年12月26日