
絵のタイトルは、「灯台」です。
瀬戸内海と言えど、穏やかな防波堤の中から出ると波の色が変わります。
静かな余生とはならないと、碧き海に漕ぎ出しましょう。
家族の想いが、暗い海でも照らしていると信じます。
いつかは来ると思っていました。
息子の結婚と娘の旅立ちです。
今日のタイトルは、「居ない人がいて、居る人がいない」です。
よく寝た朝、朝餉を作ろうと起きると妻が家事をしていました。
「おはよう」とはいうものの、居場所がない感じです。
横浜の家に泊まった時、窓の外におねだり猫が待っていました。
息子が餌をやっていたのです。
女性と付き合うことがなかった息子です。
付き合う女性ができた。
宗教の勧誘ではないかと、姉や妹が心配をしていました。
時は過ぎ、婚活を始めて半年、本当に結婚するらしい。
娘は喜ぶものの慌てていました。
横浜の家に一緒に住むらしい。
家を出て行くために荷物をまとめなきゃ。
家族が一人増えて、一人減っていく。
私は再婚を機に、再就職をし家を出ました。
子供達に寂しい想いをさせたことでしょう。
未来用の家を買い、過去の実家(空き家)の始末をしています。
現在進行形の横浜の家で、大人になった子供たちが旅立ちます。
息子よ、よくやった。
娘よ、頑張れよ。
「居ない人がいて、居る人がいない」が流れです。
淀んでいるわけにはいかないのです。
私には、もう少し時が必要です。
子として、親としてやることがある。
共に嬉しいことだけど、ちょっと効いたかな。
2022年12月22日