妻出かけ 枕をそっと 尻に敷く
(どこかの川柳にありました)
今日のタイトルは、「おばあちゃんばっかり」です。
雑木を伐っていると、百年体操(週に一回地区で体操)に行く途中だと、
田んぼの持ち主が訪ねて来た。
奥さんは?と聞くと、孫のところへ行ったとのこと。
少し寂しそうである。
大助・花子の漫才で、
はよ、しゃべりーな。
急なふりに、大助うむむ。
なあ、お客さん。私だけがしゃべって働いてるんですよ。
大助にしゃべらせない、花子の軽妙トークが続く。
こんな夫婦がいるんです。
帰ってきた田んぼの持ち主の奥様が、大名巻きずしを土産に来られた。
東北にはない、具だくさんの美味しい巻きずしだと私達が讃えたばかりに。
夕飯が省けたと妻が喜んだ。
おばあちゃんばっかり言って、爺ちゃんと言ってくれないとぼやく。
お盆玉(お年玉の夏バージョン)なるものがあるのを知ってるかとご主人に質問した。
木が無くなった跡に何を植えようかとご主人の話が飛ぶ。
この人は、蜜柑やナンヤ植えるけど、枯らして実を食べたことがない。
と奥さん。
いやいや、ヤギを飼ったらと私が提案する。
木の株を縫って草を刈らなくても済みますよと妻が続く。
賛成しそうな奥様に、田んぼの持ち主の「名札」を付けますと私がさらに提案する。
草を刈らないわけにいかないですよね。
奥様は微笑む。
そんなやりとりを楽しんで散会した。
2023年2月23日