故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

草刈り放棄

2024-10-19 06:28:41 | よもやま話

絵のタイトルは、「朝のお勤め」です。
福岡櫛田神社でのことです。
巫女の様子が可愛く美しかった。


忙しい 暇人訪ぬ いじめかな

せぎ(勢子)に女性が参加する。
酔っ払い(男たちの勢子)の中に放り込んでは何が起こるかわからない。
女人禁制の神楽殿にあがる。
過疎ゆえのにぎやかしに女性が参加することになりました。
故郷の祭りです。
だいば(天狗。100万円もする西陣織の帯生地だけで作る衣装)と
お多福(着物に袴)、それに獅子(雄、雌)が加わる。
神社から沖宮まで、踊りながら舞いながら練り歩く。
それを周りから囃し立てる。
それが勢子です。

そんな話を友人の口から聞きました。
草刈りに行く途中に友人宅に寄りました。
我が家の畑で出来た唐辛子(青は友人が生でかじる。赤は奥様が料理に使う)、
キウイ(ひげがないからすぐ熟す甘いもの)と唐辛子味噌を土産に渡す。
袋一杯の間引き菜(小さな大根もついている)、ナス、ピーマンと焼酎に漬けた西城柿をいただいた。
当然のごとく、「草刈り放棄」(今日のタイトル)となりました。
あんたの友人。
帰ろうと言わんから、いつまでも居たじゃない。
家路を急ぐ車中で、妻にちくりと怒られました。

昼めし時に訪ね、夕飯の支度前に帰りました。
公僕(市役所、先生、議員)の至りなさと悪口に始まり、暮らしの中のユーモアに盛り上がりました。
別れ際に、梅の木剪定を頼まれました。
高さ15mの梅の木x3本、屋敷入口で背の高い車の屋根ををこする老木の梅の木x1本です。

一挙に剪定したのでは、枯れてしまう。
間引くように伸びた枝を剪定します。
そして来年。
残した古い枝を切り取ります。
3年から4年がかりで、低くする計画です。
草刈りの代金は取らないお前に頼むと友人は言う。
どうやら、梅の木の剪定もただのようです。

草刈りを放棄して、話に盛り上がりました。
友人の知り合いが訪ねて来て、私たちは帰ることができました。
次の訪問客は、「水をやらなけりゃ」と語るのが聞こえました。
「まあ、椅子に座りんさい」と友人が言う。
ああ、この人も「水やり放棄」になるのかな。

2024年10月19日
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