故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

葛退治

2023-03-06 03:51:19 | よもやま話

山の上の耕作放棄地です。


切った後、畑から見える風景です。


山の上の耕作放棄地の雑木を伐っています。
雑木に葛が絡まり、木が枯れるほどです。
このままでは、土砂崩れが心配です。
今日のタイトルは、「葛退治」です。

葛は、世界中でワースト百選の植物です。
空き地ではびこり、木に絡まり枯らします。
猪が深い穴(1m~1.5m)を掘り、葛の根を採っています。

葛は、とても有効な植物で捨てるところがない。
花は、イソフラボンがありメタボに効果あり。
茎の繊維は、古くから衣服に使われた。
根は、葛根湯に加工され、風邪薬や神経を和らげる効果がある。
根のでんぷんは、葛湯やくずもちとして重宝されている。
春先に出る若芽や葉は、お浸しにしても美味しい。

葛の根の長さは、1.5mにもなり下に行くほど太くなり20cmほどになることもある。
その根に澱粉を貯える。
猪が掘った穴が深いのに驚いたが、彼らは知っていたのです。

我が家の耕作放棄地の葛のつるは、直径30mmのモノもあり、無数に生えています。
木に葛がもたれかかり葉を広げるために、木は陽ざしが足りず枯れています。
木の成長とともに、どこまでももたれるように伸びています。

今は葛も木も葉を落としています。
土から出ているすべての蔓を切っています。
枯れた葛の蔓をとるために、木の枝を落としています。
枝を落とした木は、1~2mほどの高さに残しています。
夏には葉をつけて生きるでしょう。
木の根が土砂崩れを防いでくれます。
斜面のきついところは、草が生えるまで土留めを打たないといけないでしょう。

切るだけでなく、根が深い枝垂桜や高くならない花木を植林します。
10年後には、花が癒してくれるのを期待しています。
実をつける木は植えません。
収穫しても斜面を降ろすのに難儀です。
人に昇ってもらうため階段を作り、人々に踏み固めてもらいたい。

木や葛を取り除いた景色は抜群でした。

2023年3月6日
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