故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

絵のタイトルは、「毎日がおりゃてなもんで」です。
爺が何言うてんねん。
猪が、フンてなもんです。
蚊やりなど焚きながら、団扇を揺らす。
浮世月夜を見やりながら、主を待つ。
あらら、今日も待ちぼうけ。
今日のタイトルは、「夜の訪問者」です。
艶っぽい話なら。
夜中なのに足音がする。
それも、遠慮がない。
平屋の寝室のカーテンを開けて、街灯を頼りに探る。
足音が窓下でする。
ありゃりゃ。
80Kgはある猪がゆうゆうと、窓下を東から西へ歩いて行った。
こりゃいかんと、玄関に走る。
何も得物が見当たらない。
仕方ないので、脅かすつもりで、長めの靴ベラを持つ。
燐家の渋柿の下で音がする。
見張るつもりが、及び腰です。
靴ベラで、どう戦うと案じながら、様子をうかがう。
またまた、ゆうゆうと細道を北へ歩く。
一匹だけである。
声をあげることもなく、物陰から見送る。
翌朝、木刀を玄関に置くことにした。
???。
これでも無理だろうが、何かを叩いて音を出すぐらいはできるだろう。
先日も、スーパー林道を近道していたら、6頭連れの親子の猪を見た。
先日、36頭の暴走があった道路です。
50年前の国道16号線を、ブラックエンペラーが爆走するのを、
引っ越しのトラックを路肩に寄せて、通り過ぎるのを待った。
島では、猪の暴走です。
車を止めて、写真を撮ろうとした。
親らしき猪が、こちらをじっと見ていた。
ダンプカーが爆音をあげて、反対方向の坂道を上がってきた。
めんちを切って、猪は仕方なく山に入った。
仮に、車で猪と衝突事故を起こしても、相手が証明してくれないだけ保険は下りず、自損になる。
大破しても泣き寝入りです。
友人から、獲れたぞと一報が入る。
塩・胡椒にニンニクのすりつぶしをまぶして干したら旨いぞと大笑いである。
これから、6時過ぎの新幹線に乗り、横浜往復の弾丸旅です。
帰ったら、猪肉をいただきに行く。
忙しいったらありゃしない。
2023年11月25日

絵のタイトルは、「あったかくて」です。
凍える手に、いっぱいのコーヒーが配られました。
ありがたくて、嬉しいばかりです。
季節の変わり目は、何かと気ぜわしい。
「霜が降りる前に」が合言葉です。
刈り取った草を集めて肥やしにし、草刈り後の畑を鋤きました。
春野菜(玉ねぎ、にんにく、エンドウ豆)の苗を定植しました。
子供や知り合いに送る果物や蠣の注文をするのもこの時期です。
早起きができなくなり、日中でも居眠りをします。
身体も冬仕様となりつつあるのでしょう。
今日のタイトルは、「新しい試み」です。
イタリアの田舎でも、空き家が目立つとテレビで視ました。
空き家をリニューアルするのは、日本でもよく聞く話です。
違うのは、村全体でお客様を迎えることでした。
訪ねてくれる旅人に、皆で再生した空き家の鍵を渡します。
食べるところは、地域の食堂であったり、料理が得意な家(泊まるところとは別)で食べます。
特産品などは、また別の家で購入する。
負担と利益を分担し、地域全体でもてなしをする。
空き家のリニューアルも、できるだけ暮らしの跡(農家のたたずまい)を残す。
民泊をするときに、年寄りには料理などの負担が重い時があります。
イタリアの考え方を取り入れれば、空き家だけでなく独居老人の家も活用できます。
空き家を改装する人だけが負担を負い、半面利益を独り占めすることもありません。
見方によっては、地域全体が潤う。
耕作放棄地の草刈りを続けることは、負担ではありません。
草刈り後、有効活用することが負担です。
例えば、自ら作物を植えたり、誰かに借りてもらうことが、別のプレッシャーになります。
小さな谷戸であっても、耕作放棄地ではなく緑が保全されていれば、災害や獣害の防止になります。
先祖代々の土地が荒れるのを見るのが辛い年寄りにも喜ばれます。
散策する人も、管理されてる緑に接すると癒される。
できる人が、できる(面白いと感じる)範囲で努力すればよい。
全部を負うことはない、肩の力が抜けたゆるい取り組みができるとよい。
田舎に住みたい。
空き家を借りて、耕作放棄地で作物を作りたいと若者が言う。
やめておけと、地域の長老が諭す。
親心です。
若者の熱意に負けて、長老が地域の皆に相談する。
すぐに住める空き家と、水利の良い耕作放棄地が準備される。
そこに住んでいる人は、本来そうなのです。
2023年11月24日

絵のタイトルは、「菰の雪囲い」です。
寒さに耐えて、歯を食いしばります。
それも生き方です。
晴れた無風の日に、藁を集め菰を編む。
シェルターは一時しのぎです。
やがて、雪を載せても折れない枝となるやもしれません。
ほーいのほい トンビがくるりと 輪をかいた
(どこかで聞いた文句です。思い浮かびました)
お前には、もったいない。
私が付き合う女性のことです。
誰が言おう。
常に、私自身が持つ感想でした。
今日のタイトルは、「逆転ドラマ」です。
「去る者は追わず来る者は拒まず」
「万事塞翁が馬」
「駄馬だろうが、うちの馬」
など、私が好きな言葉です。
最近、ストレッチを始めました。
立っているとしびれが来て、眩暈を起こすようになりました。
なんとか改善しなくてはなりません。
曲げます。
伸ばします。
あることに気づきました。
息を止めないで、息をしながら(有酸素運動と解説された)を心がけています。
息を止めると力が入ります。うーんとやってもここまで。
息を抜きました。あら不思議、難なく曲がります。
こだわらない。
思い込まない。
現実だけを意識します。
例えば、借金地獄。
返しても、利息ばかりを払い、元金はわずかだけ減っていきます。
苦しくなり、さらに借金をする。
この繰り返しのような人生でした。
仕方がない、次からはとなるまでの道のりの長いこと。
自分が蒔いた種と、時間だけが過ぎていきます。
破滅的だろうが、「お前はそんなものか」としぶとく生きていく。
臨界点を超えたら、目からうろこが取れるように視界が開けます。
見えなかったのは、見ようとしなかったからと気づきます。
意識しない固定観念(借金は悪)が、私を羽交い絞めにしていました。
返す能力がない自分に、貸したやつも悪いのだ。
返済能力(生きていける金額、わずかながら貯金も可能)に見合った
金額に変更する。
返済期間は長くなりますが、楽しいこともわずかずつ増えていく。
すちゃらか人生の始まりです。
重くのしかかっていた借金が軽くなる。
わずかな金額でも、喜びが買える。
しびれとは、一生付き合うことでしょう。
ストレッチもいずれやめるでしょう。
そのころになれば、頭の体操を始めているでしょう。
思い過ごしだよと、癌をなだめているかもしれない。
人生の目的はただ一つ。
生まれたからには、生きる。
出自も生き方もなんも関係ない。
2023年11月21日

絵のタイトルは、「今日もご安全に」です。
工事現場でかわす、朝礼最後の言葉がけです。
いろんな不具合と思われることが起こります。
あとで、笑えるとよいですね。
屁を臭いと 思うなよ 肛門さんの 大あくび
(母がよく言っていました)
私の知っている女性(ひと)が、もう止まらない。
どこでも、いつでもおならをするようになりました。
お客さんが来られた時は、我慢しているようです。
それを聞いた私の知らない他人(ひと、女性)は、
私はまだ主人の前ではできません。
するのは、お風呂です。(と聞こえたような)
今日のタイトルは、「おふろで、おなら」です。
ぴんときません。
???おふろで。
今朝、解りました。
音だったんです。
どんな音色を奏でるのか、わからぬのがおならです。
家のトイレでも廊下でも音が鳴り響きます。
そうか、お風呂ならと合点がいきました。
なんと奥ゆかしい。
絶滅危惧種に会いました。
やはり知っている人が、若い時やってしまいました。
後ろにいた男子が、ネタにいじめました。
それ以来、学校に行けなくなりました。
行っても、保健室まででした。
その人と母親で、どうしたら「おならを管理」できるか研究しました。
福島県の方が、よい本を出されていました。
管理できるようになったその人は、無事通えるようになりました。
昨日より、老眼鏡が見当たりません。
今朝になって、いつも納める引き出しの奥から、妻が笑いながら見つけてくれました。
忘れっぽくなるのも、自然現象です。
おならも自然現象です。
あなたも、爆音を響かせましょう。
頑張れ。
2023年11月20日

写真のタイトルは、「ジャングルでパゴダ発見」です。
知らない土地で、許可をもらい、草刈と雑木伐りを続けました。
半年後に、埋もれていた土蔵造りの古いカフェが現れました。
嬉しかった。
久しぶりのまとまった雨でした。
玉ねぎもにんにくもこれで生きつくでしょう。
今日のタイトルは、「インスタより口コミ」です。
「2022年12月16日投稿記事「インスタ映え」では、
カフェに、食べログ作家が訪ねてきました。
食べる前にあれこれ写して、少し食べてアップされていました。
私達との会話を楽しんで、高得点を付けてくれました。
多くの食ブロガーは、再訪してくれませんでした。」
と書いています。
7年前、カフェをオープンしました。
車で15分の地域人口は10万人でした。
カフェの来店確率を5%(営業の受注率の経験値)としても、5000人/年間でした。
2000人/年間、客単価2500円で経営できました。
5000人/年間、客単価1000円でも可能でした。
どちらも売上額は、500万円です。
インターネットでカフェの宣伝(ホームページ作成)をしようとしました。
開店時にテレビと新聞が来て、いきなり20人/日の来店でした。
3か月後には5人/日になり、やがてゼロの日も出てきました。
ウィークエンドに客(30人)が集中し、温かいコーヒーを出せませんでした。
2人では回せず、知り合いが手伝いに来てくれました。
ピークカットのため、不特定多数に呼びかけるインターネットをやめることにしました。
家族のライフスタイルが変化し、家飲みが難しくなっていました。
歩いて来ていただけるよう、口コミ中心の地域内営業に切り替えました。
来店客数の平準化をはかるために、夜の営業を一日1組の予約制にしました。
酒は持ち込み、料理はお任せとしました。
酒の好みは千差万別で、私たちは対応できないと判断しました。
酒の持ち込みは、お客さんも負担ですが安く飲めることで喜んでくださいました。
平均10人/日(年間2000人)の来客で、客単価2000円/人でした。
自家製野菜を使い、冷蔵庫の在庫を中心に料理を作りました。
妻の月給は2万円、私は無給(別に収入有)でした。
これでトントンでした。
3年目から客足が固定(地域内で80%)し、口コミで近隣の客も増えてきました。
やっていけないので、お任せ料理を500円値上げし、コーヒーを50円上げました。
3000人/年間達成できるかなと希望を持ったころ、コロナで休業しました。
コロナが落ち着いたころ再開しました。
吹き抜けのオープンスタイルの小店舗では安全確保が難しい。
もう一年頑張ろうとしていたころ、故郷の親が倒れました。
店をたたみ帰郷しましたが、間に合いませんでした。
地域活性化のため、特産品を新たに作る計画をします。
コンビニの仕事に携わった時、定番商品として生き残るのは15%でした。
新商品のアイデアを出し、試作、商品化、ネーミングと長い道を繰り返します。
民泊など、地域への関係人口を増やす活動を繰り返します。
少ない人口では熱意とエネルギーが続きません。
大分県のように県全体で取り組み、地域特性を生かし九州全体に広がります。
口コミは、人を呼ぶだけではありません。
地域の人たちが、「おらが村」の自慢をし、旅人を迎える意識を持ちます。
点が線になり、やがて面となる。
時間軸も大切な要素です。
祭りや盆踊りが定着し継承される。
地域の人に根付く文化となるのです。
スーパーマンは必要ありません。
地道な努力だけが実を結びます。
そんな感動物語が小説になり、国中さらに世界の目を集めます。
2023年11月19日
(あとがき)
インターネットの効用はまたの機会とします。
インターネットは省エネで、世界共通の言語となりえます。
私たちは、よいものは良い、悪いものは悪いと判断できる能力があるはずです。
哀しい歴史を繰り返しますが、文明は徐々に進化していると言えます。