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*2015年5月7日撮影
真夏のような日々は過ぎて、5月らしい爽やかな空気が戻ってきました。
会津の鶴ヶ城の南側を流れる湯川の岸辺は、場所によっては日陰になって山の中のような環境のところがあります。
そんな場所に白い花が咲いていて、コンロンソウというのだそうです。
同じところにシャクという白い花も咲くので、遠目には同じに思えてしまいます。
どちらも小さな花がたくさん集まって咲きます。
その小さな花をよく見ると、コンロンソウは4弁の花、シャクは5弁の花で区別がつきます。葉も違います。
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*2015年5月7日撮影
コンロンソウはタネツケバナの仲間なのだそうで、だから十字形の4弁の花というわけです。
タネツケバナの仲間はたくさんあって、そのなかでもコンロンソウは大きいほうです。
草丈50cmくらいです。
一方、シャクはセリの仲間で5弁の花、背も高く1m以上にもなります。
どちらも湿った土地が好みのようです。
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*2015年5月3日撮影
コンロンソウは「崑崙草」と書き、白い花がびっしりと咲くさまを中国の崑崙山(こんろんさん)に積もる雪に例えたのではないかとされています。
ただ、咲き広がって雪のように見える花はタネツケバナの仲間やセリの仲間には多くて、コンロンソウだけをいうのはおかしいという意見もあって、語源については要するによくわからないということになっています。
名前の由来というようなことはあまり理詰めで追求するのではなく、崑崙山の雪でいいではないかと私などは思うのですが。